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転生先は神の子でした  作者: サザンテラス
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23話 告白

 俺達は転移魔法で表彰台に戻ると目の前に国王達がいた。


「ミリー?ミリー!!」


 目の前にミリーが現れて国王は涙を流しながらミリーを抱きしめた。


「よかった、本当によかった」


「お父様...」


 ミリーも涙を流しながら国王と抱き合った。

 親子の感動場面だな。

 俺も他の人々も二人の邪魔をしないように黙っていたり、感動して泣いている人までいた。

 落ち着いたのか二人は離れ国王が俺の方に向き直り


「シン、今回はミリーを助けてくれて本当にありがとう。とても感謝しきれない」


 国王が深々とお辞儀をしながなら言った。


「顔を上げてください国王様。王様が無闇に顔を下げないでください。それに俺はミリーを助けたのはミリーが大切な友人だからです」

 

 友人という言葉にミリーは少し残念そうな顔をしていたが、国王は


「しかしだな、お主にはとても感謝しきれない。何か礼をしたいのだ」


 国王は少し考えて


「そうだ、シンよお主ミリーと婚約せぬか?大会に優勝したのだ、どのみちその権利はあるがどうだろうか?」


「こ、婚約ですか。しかし国王様、こういうのはミリーの気持ちも大事だと思いますし」


 そう言ってミリーの方を見ると


「シン様と結婚.....お帰りなさいあ・な・た...何ちゃって!!」


 婚約と聞いてまた妄想をしていた。

 駄目だこりゃ


「ミリーも満更でもないみたいだな」


 国王は嬉しそうに言った。


「いや、でも、急に言われてもですね」


「何だ?ミリーが不服か?それとも他に相手でもいるのか?」


 国王の言葉にミリーは我に返り


「そ、そうなんですか!!シン様!!」


 ミリーが俺に詰め寄りながら言った。

 確かに俺はミリーの事が好かもしれない。

 だが俺はサラさんの気持ちにも応えてあげなければいけない。

 何て言えばいいのだろうか

 俺が悩んでいると、後ろから誰かが走ってくる音が聞こえた。


「シンさん!!」


 振り返るとそこにはサラさんが俺の名前を呼びながら走ってきて、そのまま俺に抱きついてきた。


「もう今まで何してたんですか!!表彰式が始まったと思ったらシンさん急にいなくなるし帰って来たと思ったら何か婚約って言葉が聞こえたしいったい何したんですか!!」


 サラさんが俺に抱きつきながら若干涙声で言ってきた。

 いやちょっと待て!!不味いぞこの状況!!何て言ったらいいんだ!!


「シン、その者はいったい誰だ?」


 この状況に我慢できなくなったのか、国王が聞いてきた。 


「私サラといいます。只今絶賛シンさんに告白中です」


 ちょっとぉぉぉ!!何いってるのサラさん!!

 俺が内心パニクっていると国王が少し考え


「告白?成る程、そういうことか」


 国王は察したのか納得した顔をしていた。


「ではシン、どおせならミリーとそこのサラと婚約したらいいのではないか。この国は一夫多妻制もあるからな」


「二人共ですか。い、いやでも俺が良くても二人がもし嫌だったら」


 そう言って二人を見ると


「シン様と結婚....」


「シンさんと結婚....」  


 二人ともその言葉を聞いた途端想像し始め


「サラさん」


「ミリー様」


 お互に手を取り合い


「一緒に幸せになりましょう!!」


「はい!!ミリー様!!」


 あれー、何か乗り気だぞ。


「わたくしの事はミリーでいいですよ。同じ婚約者同志なんですから」


「はい、ミリーさん」


 しかも何か仲良さげだな。


「どうやら二人ともオーケーみたいだな。どうするシン」


 国王はニヤニヤしながら言ってきた。

 こ、これは覚悟を決めるしかないか。


「わ、わかりました」


「そうか、よかった」


 そう言って国王は民衆の方に向き


「皆のもの聞け!!今ここで我が娘ミリーが婚約することになった。だから今宵は宴を開こうと思っている。楽しみにしてくれ!!」


 国王がそう言い終わると民衆から歓声が聞こえた。半分以上が俺への嫉妬の声だったけど。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 夜になり宴が始まった。

 周りからは人々の笑い声やミリーとサラさんの婚約に嘆く声や嫉妬の声が聞こえた。

 まだ嘆いてんのかよ。

 俺はその様子を城から見ていると


「シン(様、さん)」


 後ろからミリーとサラとがきた。


「やあ二人とも。今夜の宴楽しかったね」


「そうですね。街の人に楽しんで貰えてよかったです」


 ミリーがそう言って少し間が空いて


「あ、あのさあ」

  

 俺は少し恥ずかしがりながら


「そういえば、俺はまだ二人に言ってないことがあったな」


「言ってないことですか?」


 サラさんが首を傾げながら言った。


「俺の気持ちをちゃんと言ってないと思ったんで今言おうと思う」


 少し間を置いて、二人の目を見ながら


「ミリー、サラさん、俺は二人の事が好きだ。愛してる」


 俺の言葉に二人とも顔を真っ赤にしていた。


「わたくしも愛しています」


「私も好きですよ」


 そう言って俺達は抱き合った。

 民衆の声が聞こえるなか俺達の空間だけは静かに聞こえた。

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