ハート様
わたしの名前は羽亜兎、と書いて【ハート】と読みます。
“北斗の拳”をご存知の方がどれだけいらっしゃるか解りませんが、
ハートと言う名前にどれだけ縛られる事か。
平々凡々な容姿の両親が、なぜ娘にハートなんて名前をつけてしまったのか。
わたしは女なので血を見て逆上、なんてことはありませんが。
まぁ…名前の縛りはダイエットの励みにはなれど(太っちゃったらリアルハート様になっちゃうからね)、何らかのメリットがあるかと言われると…
ありません。
しいていうなら。
卑屈にならないようポジティブに努め、名前負けしないように並の容姿に精一杯の気を遣う位です。
これがね、もしも内気な性格だったなら格好のいじられキャラ、酷い時はイジメの対象ですよ。
わたしが産まれた当初、両親は愛娘生誕の熱に浮かされていたのでしょう。
もしくは逆境へ立ち向かい強くなれ!という甚だ迷惑な親心の押し付けでしょうか。
『名前は子供への最初のプレゼント』とよく言いますが
面接でも“ハート”を名乗るのですか?
ハート婆ちゃんの姿は想像してましたか?
貰って嬉しくないプレゼント、ごめんなさいですけど捨てます。
幸いな事に日本は改名が出来る国ですし。いずれ捨てる名前に何の愛着もありません。
正直、友だちの飼っている兎の名前が羨ましいです。
ミミ>>>超えられない壁>>>ハート、ってやつです。
キラキラネームは否定しないけれど限度を知らない世の親御さんたちに言いたいです。
自分がその名前だったらどうするよ!って。
私のありきたりな名前を羨ましがる友人(※ハートではありませんが)の思いを文にしてみました。