プロローグ
冷たい風が頬を掠める
目の前で傷を押さえながら泣きじゃくる標的
標的を無情な目で見下ろす少女は片手に血のついたカッターを持つ
「くだらない。」
そう言い放つと、泣きじゃくる彼女の前から立ち去ろうとする
「待って!」
泣きながらもしっかりした口調で彼女は問う。
「_貴方誰?」
と・・・その問いに答えず、そのまま立ち去る。
その少女__無情。
別の場所
暖かい部屋が、自身の冷たい体を暖める。
一人は長身の男、もう一人は一般女性の中では長身のほうの黒髪の女
机を挟み向かいには、少し怖そうな人相をした男
「依頼じゃ。こいつに復讐してくれ」
机に投げ出された茶封筒に入った書類
長身の男はその書類を取り、中を確認する。
「かしこまりました。報酬は100万円です、依頼が終了後徴収に参ります。」
依頼を受ける時深くは追求しない。なぜなら、情が入るかもしれないからだ。
情が入るようでは、プロとは言えないが一応の処置である。
そして、依頼を受けると2人は闇に消えて行った。
「零の方は完了したそうよ」
「そうですか。現役女子高生なのにすごいですね。」
「ええ、そうね。」
この人たちは「裏何でも屋」
裏の仕事なら何でもやる、裏稼業者には人気のお店である。
裏何でも屋には、多彩な年齢層の客が来るため
現役女子高生や男子高校生、大学生に社会人色々な奴がいる。
さて職員紹介は次にしましょうかね。
それでは