全ての始まりだったりするっぽい。
目が覚めると、そこは神殿だった。
その神殿は冒険者が、疲れを癒したり。復活する場所である。ゲームの中では。
外観は何処かの教会のようなつくりで、中はだいたいイメージできるであろう。しかし、神父がいそうなところには祭壇ではなく人が一人分ぐらいなら寝れそうな人間の足首の高さまでしかない台が置いてある。ゲームの中での話だが。
そして、俺は手元を見る。とても丈夫そうな革製のような手袋に、日本人なら、コスプレイヤー以外ならまず着けてなさそうな鎧。
傍らには鞘に収まったナイフがあった。ゲームの初期服のようだ。ゲームの中では。
みなさん、俺の語りでお察しの通り。そろそろ俺も現実って奴を見なくてはならないのかもしれない。
「ここ、何処?」
いや、何処ではないだろう。
「あのゲームの中・・・・・・なのか?」
あのゲーム、という物の説明をしようプレイ人数500万人。
基本形態は人で、ヒューマンとそのままで、NPC、つまりノンプレイヤーキャラクタはだいたい種族関係なく町民と呼ばれている
街のグラフィックなど細かくイギリスやフランスなどもチーフになっており街によっては日本風な所もあったりする。
また、職業はほぼ固定だが課金したりイベントなどで変更可能。レベルや経験値は各職業ごとに保存されていて、その職業を経験したことがなければレベル1からスタートとなる。
職業はかなり豊富で剣士には双剣、太刀、大剣、短剣などなど。また魔術師なんかは召喚、杖魔法、詠唱魔法と種類がある、その他生産類や生活類なども存在する。
モンスターを倒さなくても充分遊べるようになっている
しかしこのゲームには製作者絶対これ好きだろうという点がある。
それは兎に関するものが多いと言うこと。
モンスターには必ず兎の耳がついてあったり、兎系防具が強かったり、モンスターの攻撃によっては兎になったりと、兎ずくしなのである。
掲示板では、兎多いだとか、兎苦手になりそうとか、コメントがあったのを以前見たことがあった。
しかし兎が多い点を抜けばとてもクオリティの高いゲームなのである。
そのゲームの名前は
【UNO(Universal Network Online)】という。通称ユノ。
宇宙にいる全員と繋がるオンラインゲームと言う意味でつけたらしいが古株の人いわく、兎好きの為のオンラインゲーム(笑)と言われていたりする。
さて、ここまで語ることによって夢であると思い込みたかったが無理なようだ。
「なんでゲームの中なのよ・・・・・・」
少しオカマっぽくなってしまったが、冷静になれ俺。そうだ、素数を数え・・・・・・られたらいいな。
ただ俺は何時ものようにソロプレイを満喫しようとPCの前に座り人となんかと話したくないから中心地(神殿)は滅多に行かなくって・・・・・・ってかほぼ
課金
だし。
だって、課金しときゃ大抵揃うし、話すのは同じことを繰り返す町民だし、だって結局中身はないから怖くないし・・・・・・それは、置いといてだ。
PCの前に立ったのはいいんだ。
普通にID、パスを入れてローディング時間長いなーって思っていたら、PC画面になんか画面出て来たような。えっと、なんだっけ・・・・・・
そう、だ。『NEWユノの世界へようこそ!』だ。
そう、それで俺の最後の遺言が、
「アップデートなんかしたっけ?」
だった。
さて、この状況貴方ならどうしますでしょうか。
サラミをいっぱい食べたいです。
でも食べ過ぎると気持ち悪くなるよね。
チーズとサラミを乗せるて食べるととても美味しいです。