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第五話〜ばらばらペンタグラム!〜

ひゃー遅い


忙しいようです。

遅れて申し訳ありません


それではどうぞ

ギルドマスターノア

サイズのあっていない純白のローブを着た少女

ありとあらゆる情報が隠されている人物だ


ほとんどギルドメンバーの前に姿を現さない彼女から与えられた無理難題は


「ジパングとガリュオンの全面戦争を五人で止めてこい」


無理じゃね?



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


正確にはガリュオン帝国軍がジパング国のフジという名の山に衛星兵器コントロール施設の建設を強行しようとしているらしい


「そりゃあジパングも怒るわな」

「ガリュオン帝国には困ったものです」

「国を治めてんのがコンピュータだからなぁ…」

「なんだっていいわ!研究費用再獲得のチャンスよ!」

「音符がつかないあたり余裕が無いですね」


魔術・魔法研究には多くの費用が必要らしい

それによって作られるマジックアイテムもかなりの値段で売れるそうだが


「ほれ、駄弁ってないでさっさと行ってこんかい」

「…マスターノア、流石に無理があるのでは…というか何故僕達なんですか?」

「…それもそう、何故?」

「んん?いや、まぁ、あれじゃ」


マスターノアは無邪気な笑顔で


「フィーリング?」

「ふざけてませんか?」


「いや、コレを頼めるのはお主らしか居らんと思ったのも事実じゃぞ?」

「別に戦争止めるのはいいけどね、お金はちゃんと頂戴よ?」


それに関しては心配ない、とマスターノアが指を鳴らす

その直後


「オラァ!アホ面が揃ってんなぁ⁉︎」


ドアを蹴って眼鏡を掛けたスーツの女性が入ってくる

両手に大きさの違うスーツケース

そのハスキーな声はギルド内放送で僕らを呼び出した声だ


「うがー!わたしはあほづらじゃなーい!」

「一番のアホ面が何言ってやがるこの怪力幼女ぉ!」

「あんまり冬夏さんを挑発しないでください…」


彼女はマスターノアの秘書マリア

口は悪いが事務も戦闘もこなすエキスパートだ


「マリア、例のを」

「あん?あぁ、ほらよ!」


彼女が右手に持つ大きい方のスーツケースを開くと、

…大量の札束がバサバサと落ちる


「…しめて500万レイ、どうじゃ?」

「!!!♪」

「…すごい」

「こりゃあ…体中のパーツを新品にしても余るなぁ」

「かねだー!すげー!」

「…うーん」


…ここまで大金を出すと言われると逆に警戒してしまう


「なかなかの金じゃが後で刺客を送ってお前らを消そうなどとは考えとらんぞ」

「このロリババァがそこまで考えてるわけねぇだろぉ?」

「ちょっとイラっとする言い方が上手いの貴様は」


…うーんそうなのかなぁ


「お前も納得しかけた顔をするんでない」

「どうでもいいわよぉ♪私は乗るわよ?」


地面に這って札束を舐めるように見るミロリアが割り込む

…きわどい、這ってると色々


「わたしもいくぞー!」

「まぁ、相応の報酬だしな」

「…皆が行くなら」


他の面子もやる気なよう…


「…あぁもう!僕も行きますよ!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「えぇっと、依頼の概要をー…マリア」

「把握しとけよ、しゃあねぇなぁ」


今回の依頼は最初に話した通りジパングとガリュオンの全面戦争の阻止

こんな無茶を申した依頼主はジパングの最高権力者であり大工の頭領というよくわからない鬼、名前は九道(くどう)という


「あぁ九道の爺さんか…道理で極秘任務にしちゃアバウトなんだよな」

「おじいちゃんだったのかー!」


…九道さんは冬夏さんの実の祖父でもある

鬼が皆こんなにアバウトではないと思う

思いたい


「ジパング側からの依頼だ、どちらかというとガリュオン側を殲滅することになるか」

「はぁ…早く準備しないと…」

「急いだ方がいいぞ?期限は明日じゃしな」


…えっ


「え、明日?」

「明日じゃぞ?」

「…初めに言うべき」


因みに現在時刻は午後3時


「本当に時間ないじゃないですか⁉︎」

「だから駄弁っとらんではよう行けと言うたじゃろ」

「急ぎましょう!コレを逃すわけにはいかないわ!」

「…しょうがない、二時間後に第一エントランスに集合だ」


…まぁみんなやる気みたいだし

行くしかないよなぁ…


「了解しました」

「了解よん♪」

「…了解」

「りょーかーい!」



扉を開く音がした

全員が一斉に駆け出す


誰が何を喋ってるのかわかりづらいですかね…


次は不定期になります

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