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    ドラゴン解説-6

麒麟

神竜種。

中国に伝わる、三百六十種の獣達の王。雄を麒、雌を麟と呼ぶ。龍の顔に鹿のような身体をしているという。仁徳の生き物といわれ、けして生き物を殺さず、歩くときに草や虫を踏むこともないという。

騎乗に適した竜の中では最高峰の能力を誇る竜。風の様に自由自在に空を駆け、高度な魔術を自在に操り、高い知能を持ち人語を解す。本来野生種の麒麟は殺生を嫌い攻撃的な行動を好まないが、そう言った行動が不可能であると言うわけではなく、パピーに纏わせれば強力な攻撃も可能となる。



以下は、シンバが独自に提唱する戦闘スタイルである。

このような概念はまだ一般には流通しておらず、知る者は限られている。


騎竜手(ライダー)

主に大型の竜に騎乗し、壁となりつつ戦うスタイル。魔術の効果は距離に反比例するため、ほぼ竜に密着して戦うこのスタイルは防御力がもっとも高く、竜の攻撃の直撃を受けても深刻なダメージを受ける事は少ない。反面、視界は狭く多面的な攻撃に対処しにくいという欠点がある。また、騎乗するのに適した竜でなければならない為、相棒を選ぶ。


戦士(ファイター)

竜に強化魔術をかけさせ、自分も戦力の一つとして戦うスタイル。二倍とは言わないものの、竜使い本人が戦う分総合的な戦闘能力は最も高くなる。ただし、竜使い本人が高い戦闘技術を持っている必要がある、竜が自分自身である程度判断し、戦う程度の知能を持つ必要がある、などハードルは非常に高い。


従者(スクワイア)

竜と付かず離れずの距離を保ちながら、指示をするスタイル。最も基本となる戦い方であり、大半の竜使いは意識せずにこのスタイルを使用している。どのような竜種でも扱える半面、やや竜使いが無防備になるため常に竜に自分を守らせながら戦う必要がある。


魔術師(メイジ)

小型の竜を自分の身体に纏わせ、魔術やブレスによる攻撃で戦うスタイル。騎竜手同様に竜が密着している為高い防御力を持ち、自由に動く事が出来る為視界の狭さも改善している。ただし、竜本体を楯にし難い為防御能力では劣り、魔術やブレス以外の攻撃もしにくいという欠点がある。


射手(シューター)

竜から遠く離れ、遠距離から指示をするスタイル。野生の竜には人より気配の濃い竜を優先して襲う習性があるので、ある程度離れればほぼ安全になる。その為、存分に竜を暴れさせる事が出来る。が、遠距離からの指示は難しく、視界の共有が出来る程度の適合率がないとこのスタイルの使用は難しい。


指揮官(コマンダー)

基本的には従者、もしくは騎竜手と同様なのだが、他の竜使いやその竜に対しても命令を下すという特異性をもつ。様々な竜の生態や特徴などに関する広範な知識と広い視野、的確な判断能力が必要とされる。


要介護者(おじいちゃん)

竜使いは何もせず、全てを竜の判断に任せ、朝起こす所から始まって朝食の用意、着替え、依頼の受領から解決、竜の狩り、行き帰りの運送、訓練、夕食の準備をして家計簿をつけて一日を終えるまでを全て竜がこなすというスタイル。人間よりも知能が高く、かつ性格が良くて面倒見がよく、このような扱いをされても文句を言いつつなんだかんだと世話を焼いてくれるような竜が必要不可欠であり、難易度は非常に高い。

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