ドラゴン解説-5
マフート
獣竜種。
エジプトの先王朝時代の化粧版などに姿の残されている獣。身体も顔もライオンか虎のようだが、その首は大蛇の胴体のように長く、くねくねと自由に動く。
毒やブレスの様な特殊な能力は一切持たず使える攻撃は肉弾戦のみだが、獣竜種特有の素早い動きと長い首による射程距離の長さがそれを補って余りあるほどの性能を持つ。首はただ長いだけでなく蛇の胴体の様にとぐろを巻くことが出来、相手の身体を締め付けて行動を封じつつ、噛み付いたり爪で切り裂いて攻撃する事が出来る。
ラプシヌプルクル
精霊種。
アイヌの伝説に登場する龍の一種。ホヤウカムイとも呼ばれる。「翅の生えている魔力のある神」という意味の名を持ち、洞爺湖の主とされている。寒いのが苦手で、冬になると「火を焚け、火を焚け」と訴えるという。酷い悪臭を持っており、近付くと草は枯れ皮膚は爛れる。
精霊種の竜としては珍しく、魔術よりも肉体的な攻撃を得意とし、冷気に弱い。その身体に有する毒は無差別に効果を発揮する為、敵に回ると恐ろしいが味方につけると使いどころが難しい。
リザードマン
人竜種。
近代ファンタジー小説で創作された、直立する爬虫類。全身鱗に覆われた姿と、長い尻尾、鋭い爪を持っているとされることが多く、生命力は高いが、知能はあまり高くない種族として描かれる。
比較的人に近い体格を持っており、武具を操りカタコトながら言葉を喋ることもできる。魔術も多少ながら使うことも出来、隙の少ない万能型の竜。ただし、身体の大きさは人とさほど変わらないため、大型の竜に比較すると純粋な筋力や持久力ではやや劣る。




