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異界の魔獣使い6


道具袋から新鮮な野菜を取り出す。

旅立ちで購入したばかりの物ばかりだから、種類はかなり豊富のようだ。


肉類はベーコンと干し肉と生肉が入っている。

乳製品に生卵まで入っているとは侮れない。


用意したのは自分じゃないんだがなと思いつつも、とりあえず作れそうな

スープをさっさと作ることにした。


調理用具から調味料まで各種色々入っていた。


これらを道具袋に入れてくれた者は、余程の食い道楽ではないだろうか。

とりあえず時間がかからず簡単なスープを作り、道具袋からパンと飲み物も取り出す。


「シラユキ、肉は生?少し炙るのもうまいと思うが・・」


どのくらいの肉の量を食べたいか聞いてから、何の肉かわからないが切り分ける。

『生!生がいい~』


「わかりました。先にどうぞ」


シラユキの前に生肉を入れた皿を出す。


「エルさん 小さな食器がないので昨夜同様に3人で分けて食べてください」


『ありがとうございます。なにからなにまで。カイもいい加減そろそろ起きなさい!』

エルに起きろ~と揺さぶられカイがやっと起きてきた。


『にーちゃん・・・おはよう』

ふぁ~とまだまだ眠たそうにあくびをする。

『ほらシャキッとする!』

『カイは・・・ねぼすけ~』

ミルが寝起きのカイをからかう。


『ほらちゃんとこれ持って』

自分たちに合うサイズに木を削って作ったスプーンを渡す。



「パンがやや固かったので、スープに浸しておきました。そのまま食べてみてください。」

飲み物は、なんとかコップになりそうな木の実の殻を利用して、そこに入れた。


「食べながらで良いので聞いてください」


セルファは、食後は川辺に行き、流れ着いた荷物を確認し、それが終わったら今後、どう行動をしたいのか話し合うので考えておいて欲しいと告げる。


『にーちゃん。これうめぇな』

カイが、なかなか噛み切れないのかベーコンの塊に苦労してるようだ。


『そういえばセルファさん。家族に無事は伝えなくていいのですか?』

自分たちと違って、セルファには心配してくれる家族がいるのではないかと思ったのだ。


「・・そうですね。確かに身内はいますが、今は不味いです。見つかったら確実に軟禁されます!」


『軟禁!』

なにそれどこの犯罪者?


「ええっ。私の場合は、そこそこ良い家柄もあって『死に戻り』したと知られたら軟禁されるのは確実です!」


精霊契約が廃棄されたのは、身内には即わかったはずだ。


自分が死んだと精霊が判断した時点で、精霊憑きの剣が身内の所へ戻ったはず。

やや過保護な身内が、なんの精霊とも契約していない自分を外に出そうとしないだろうことは確実だろう。


『にーちゃんも苦労してんだな』


「ええっ。なので、早急に新たな精霊契約および魔獣使いとしても使えるようにならないと不味いです」


でないと見つかった時点で、一生閉じ込められることもありえるのだ。


自分を心配してくれて、守るつもりなのだろうと分かってはいてもあそこでは自由は余りない。


『大丈夫~。・・・シラユキ、セルファ守る!』


生肉を食べ終えて、毛づくろいしつつシラユキがそう告げる。


「そうですね。早く大人になって、一緒に訓練しましょう」

シラユキの大きさなら、後半年ほどで成長しきるのではないだろうか。

それまでに見つからずなんとかしなければならない。


いっそう魔獣使いの里に、住み込んでしまうのもアリではないかと考えたのだ。












書いていてお腹すいてきました。

どうもなかなか話が進みません。


感想おまちしてます。

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