2話 欲張り3点セット
そう私が叫んだ時、校長の声がなくなり、ステージから降りていった。叫んだ瞬間終わるって、神様って本当にいるんだなぁ...。
そして司会の人。たぶん、教頭先生が待ちに待ったことを言ってくれた。
「続いて、各学級の担任を発表させていただきます」
私は嬉しさで上がった口角を急いで戻し、周りを見渡した。みんな皇族みたいにピシッと座って、口を閉じ真っ直ぐステージを見ていた。
私もそうしなきゃとなり、急いで姿勢を直した。
まぁ、それにしても静かすぎるとは思った。みんなもう少し高校生感らしくいる方が私は落ち着くのに...。
「こういうのってざわつくものじゃないの?」右から和の声がした。
「だよね、みんな気にしてないのかな?」私だけじゃなくて安心して胸を手でさすった。
玲奈はどうしてんだろと思い、左を向くとあくびをしてるみたいに口を開けて天井を見ながら寝てた。
そんな玲奈を見て私と和は向き合って微笑んだ。
「次にc組の担任は小田原 奈央先生です」いつのまにかc組まできていて、a組とb組の担任がステージに立っていた。
a組とb組の先生はどっちも白髪が目立ってて、大抵のことは笑って見逃す人に見えた。
呼ばれた小田原先生は席を立ち、ステージへ歩いていった。
「こっちもおばさんだなぁ」和は隣にしか聞こえないくらいの声で人が死ぬくらい厳しいことを言った。
確かにおばさんではあって和が言うことにも一理あるとは思う。
「c組担任の小田原奈央でーす。奈央先生って呼んでねー」学食のおばちゃんみたいな親しみさがあった。
その後べらべらと自己紹介をした後、ステージから降りた。話を聞くと、中高一貫の女子校を出て国立の女子大にいってここに就職したらしい。とんでもない箱入り娘だった。
そして待ちに待った私たちの担任の番になった。教頭はマイクを持ってスイッチを入れた。
「続きましてd組の担任は、星海 恵先生です。」
恵先生の糸のように繊細な足音が体育館に響き渡る。
ステージに立ち、スタンドマイクからマイクを取った。
「えー、d組の担任を務めることになりました、星海恵です。まだ23歳で担任を務めるのも初めてなのですが、よろしくお願いします」
ちょっとアニメ声に近い声が響いて、ステージから降りていった。
「かわいいね、ボブで髪サラサラだし」和が私の耳元で言った。
「ね、私の好みなタイプ」
「え、なにそれww女の子が好きなの?」
「違うよ!ただ好きなだけー」
若くて可愛くて優しい、欲張り3点セットな恵先生。そんな人が担任で、「私の高校生活当たったわ」。思わず言葉が漏れた。
前書きで前回のあらすじを書こうと思いましたが、書くことがありませんでした。
まぁいつか書くと思います、知らんけど。
というわけで次回は12/22です!お楽しみに^ - ^




