11 仲間
人間関係、広がってきて、少し……。
どうぞよろしくお願いします。
魔王からいつ連絡、申し入れ、果たし状? が来るかわからない。
それまで、修行や練習を続けて、少しでも成長しておくしかない!
カイロスが剣の修行を見てくれ、ナーセル王子とウリエル王子が時々相手をしてくれた。
だいぶ剣を楽に早く振り回せるようになった。
ただこの身体はパワーもないし、持久力もない。
そこで和也とマーティスから魔法を習っている。
和也との魔力循環の練習で私の中の魔力量はかなり上がっているとのこと。
私は魔法初心者なのでよくわからないけど、かなり急激な成長らしい。
マーティスにどうやったのだと聞かれて和也を見たら『手を繋いで魔力循環させた』と説明してくれたけど、ん? と思った。
和也が手が塞がっているからと言って、キスしてくることがあるんだけど。
それは最初の時に、それでうまく和也の魔力を受け取ることができたから、そういうやり方があるのかと思ったけど、それは言わなかった。
口でというのは和也の企業秘密的なことなのか?
もちろん、いくらそういうことに鈍い私でも、キスは恋人同士がすることっていうのは知っている。
でも、あれはキスではなく、魔力量を上げる練習なんだよね?
和也もそう言ってたし。
なんとなく、誰にも言わない方が良さそうだと思う気もして……。
少しもやもやする。
もし、メルティトが動いたらということで、その時に対応するパーティーを組んでおくことになる。
前は聖女カージュ、勇者ナーセル、魔法使いマーティス、騎士カイロス、神官モルフォだった。
マーティス、カイロス、モルフォがもう弟子がいる年齢であることから、それぞれ力があると認める弟子を連れてくることになった。
マーティスの弟子のマイネは物静かな感じの男性で、魔法使いにしては珍しいタイプ。
マーティスと練習している時に一緒になることがあったから、もう知ってる。
カイロスはレオンという騎士を連れてきた。
勇者ナーセルに何となく似ているのだそう。
身体つきや能力、顔も……。
ふーん。似てると言われても、私にはよくわからないから、気にはなるけど……。
モルフォはシンシアという聖魔法を使える女性を連れてきた。
聖女と呼ばれている女性のひとりだそう。
和也はすでに会って、一緒に聖魔法の練習などをしていたそう。
私と和也とシンシアとマイネの4人でも一緒に練習することになったんだけど。
私があまりにも魔法について無知なので、シンシアがピリピリしてて……。
読んで頂き、どうもありがとうございます。
1話を1000字にしたのである程度まとめて投稿しないとわかりにくいかなとこの週末は連続投稿してます。
月曜日からは毎日投稿でゆっくり進む予定です。
これからもお付き合いいただけたらうれしいです。




