勇者の私と聖女の君　～命を懸けて封印した魔王が追いかけてきました！～

野口七瀬と小林和也、日本の高校生で幼馴染同士の１６歳。
高校の校外学習で訪れた展望タワーで遠足に来ていた小学生低学年女児に「見つけた」と絡まれ、いきなりでっかい魔法陣を発動される。
和也が七瀬と自分を守るために張った聖魔法の結界が、前世の世界のイルバニアの仲間に感知され、転移魔法陣が発動。
和也は聖女カージュの、七瀬は勇者ナーセルが地球に転生した姿だったのだ。
聖女と勇者の性別が逆転したふたりがイルバニアへ転移。そこで前世の自分達が命を懸けて封印した魔王が封印を破り復活したことを聞かされる。
七瀬は今の自分と勇者ナーセルの前世の記憶とのギャップに苦しみ、和也は違和感なくイルバニアの世界に順応し、聖女カージュの聖魔法の力を維持したまま、さらに強くなろうとしていた。
自分の居場所がないと感じた七瀬は、あることを考え、王城を抜け出し、自分達を追ってイルバニアに戻ってきたと言われる魔王国のメルティト王に会おうと行動を起こす。
単身、魔王国に入った七瀬はそこで展望室で「メルちゃん！！」と叫んだ小学１年生女児のこころちゃんに出会った。
こころちゃんと一緒に地球から聖女と勇者を追って転移してきた魔王メルティトに会い、話をすることに成功。
サラザール王国との国交を復活させることに！
そして、離れていた七瀬と和也は久しぶりに会うことになる。
お互いを思いながら、そして相手のことを勘違いしたまま、七瀬が和也に別れを告げて……。
ハッピーエンドで完結です。
どうもありがとうございました！