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45.大丈夫。だって、飛べるはずだから!

 

「兄上っ、やめっ!」


 ――いったいなんなんだ! 


 シトリーには訳が分からなかった。自分は今、兄であるストラスに覆いかぶされ、服を脱がされている。

 ベッドの上から逃げようと体を大きく捻れば、その隙に今までストラスによって前を開かれた服の袖をいっぺんに抜かれる。

 これは下手を打ったと気が付いた時には、毛皮のコートもフロックコートも、二着のウエストコートも、一枚目のシャツも床に落とされていた。


(いや、でも、重ね着し過ぎていて身動きが取り難かったから、ここまで前を開けれたのなら、いっそ身軽になれて良かったのかも?)


 前向きに考え直して、動かしやすくなった両腕を突っぱねて、ストラスの体を自分から遠ざけようとした。

 シトリーの手を振り払って、ストラスは脱がしたシャツの下から現れたもう一枚のシャツに手を伸ばす。


「お前はいったい何枚着込んでいるんだ!」


 ビリビリビリッと布が裂ける音が響いて、シャツの下の肌がようやく月明かりに晒された。だけど、まだサラシがある。

 ストラスの舌打ちが薄闇に響いた。


 彼は次にブリーチズに手をかけた。抵抗して脚を大きく動かしている間にブーツを引き抜かれ、遠くに投げ捨てられる。

 そして、ブリーチズの中に手を差し入れたストラスは、そこで大きなため息をついた。


「こっちもか」


 ブリーチズの下は、タイツとスパッツの重ね着だ。

 着込めと言ってくれたシャックスに感謝である。――だが、シトリーをストラスの寝室に放り込んだのは他の誰でもないシャックスだ。


 おそらく、そうするようにとストラスに命じられて逆らえなかったのだろう。そう思うと、シャックスを責める気分にはなれない。

 それに、シトリーに重ね着をさせたのも、シャックスのせめてものお詫びなのだろう。


(待って。お詫び? 本当に? ――違う。お詫びなんかじゃない。この重ね着は時間稼ぎだ!)


 そうだとして、時間を稼いでいる間にシャックスはどうする? 

 きっと助けを求めに走っているはずだ。だったら、自分も可能な限り時間稼ぎをして、助けを待てば良い。


 シトリーは、ふっと全身の力を抜いてベッドに大人しく横たわった。

 直前まで手足を振り回し抵抗していた弟が急に静かになったので、ストラスは疑問を抱くというよりも、警戒心を露にして眉を吊り上げる。


「何を企んでいる?」


 ストラスに問いかけられてシトリーは、しめたと思った。

 時間稼ぎの第一歩は、対話である。

 シトリーは琥珀色の瞳を薄闇に輝かせ、にっこりとしながら両腕をストラスの首に回した。


「兄上は、弟相手にそういう気になれるんですね?」

「弟とかそういう以前に、お前、いくら顔が美しくとも体がまっ平らだな。こんな体でオセは欲情するのか?」

「は?」

「ああ、そうか。あいつは小児性愛症(ペドフィリア)か」

「違います!」


 自分の体についてはともかく、オセのことを侮辱されてシトリーは怒りを覚えて顔を上気させた。

 対話しようにも、一言えば、倍の嫌味を返されるため、ストラスと話すのは本当に疲れる。


「兄上、私をどうしたいんですか?」


 これは、やった後の話だ。

 兄弟をやめるつもりなのだろうか。そうでなければ、こんな状況にはなっていない。

 ストラスは、すっと黄水晶の瞳を細めた。


「お前をわたしの妃にする」

「はぁ?」

「お前を妃にすれば、お前の国はわたしのものだ。わたしの国が広がれば、皇帝陛下もわたしを認めずにはおられまい」

「……」


 ぽかんと呆けた顔でシトリーはストラスを見上げた。

 そう来たか、と心の中で呟き、つくづくストラスはストラスなのだと認識を改める。


(王になるために弟でも売るし、弟でも妃にするのか。すげぇな、おい。どういう思考してんだ。いやいや、思考は単純なんだろうけど、どっちの方向に直進して行くのか分からなくてヤバい)


 もしや、今回、呼び戻されたのは、このためだろうか。


 ――シトリーを自分の妃にするために呼び戻した?

 あれ、でも、待てよ、とシトリーはある考えに行き着いて、ストラスの首から両腕を外した。

 口元に拳を押し当てて、小首を傾げる。


「兄上、妃っていうことは、私、弟じゃなくなっても良いってことですよね? 妃ってことは、女ですか?」


 これはもしや、重要な局面なのではないだろうか。

 ついに、ストラスがシトリーの本来の性を認めることになるのか。


「弟のままでは、妃になれませんよね? 『弟』を放棄されますか?」


 ――する。

 そう、ひと言ストラスが言えば、シトリーは解放される。


 男装をし続ける必要もなくなれば、女性として成長していく体の時間を止め続けておく必要もなくなる。

 ずっと息苦しいと思っていた胸のサラシを取って、思いっきり肺に空気を取り込み、大きく深呼吸できるのだ。


(自由になれる! 自分らしく生きられる!)


 ダメだ。顔がにやける。

 期待する気持ちを表情に出してはいけないのに、頬が緩んでしまう。

 シトリーが期待していると知れば、ストラスは必ずそれを潰しにかかってくる。だから、絶対に勘付かれてはならなかった。


 ストラスは思考を巡らせるように瞳を揺らして、それからシトリーの顎に手を掛けた。


「放棄したら、お前は必ずわたしの妃になるか?」

「それは兄上次第ですね。兄上は今、私に馬乗りになって、私の服を引ん剝いていますけど、まったく欲情していないじゃないですか。私、形だけの妃なんてお断りなので」


 ちらりと視線をストラスの下腹部に向けて言えば、ストラスは、チッと舌打ちをして、シトリーの上から退いた。

 ベッドの上に胡坐をかいて、ストラスは腕を伸ばしてシトリーの体を引き起こした。シトリーもストラスと向き合うように胡坐をかいて座った。


「すっかり萎えた」

「いえいえ、最初からずっと高ぶっていないです」

「……分かった。『弟』は放棄しよう。それでお前の体がもう少し女らしくなれば、わたしもその気になれるかもしれん」

「ええっ!! いいんですかっ! 本当に『弟』放棄するんですね! 二言は無しですよ?」


 ストラスの後半の言葉は聞く気がまったくなかったので、聞かずにシトリーは歓喜の声を上げた。

 やっと、やっと、三千年経ってようやくストラスがシトリーを解放した瞬間だった。

 拾った時に定めた関係を放棄してしまったら、その後、新たな関係を結んだとしても、そこに強制力はない。いつでも、どちらからでも、やめることができるのだ。

 やったぁー、とシトリーは両手を高く上げて万歳する。


「やっと、オセと婚姻が結べる!」

「何?」

「私、オセが好きです!」

「知ってる」

「オセを私の夫にしたいです」

「お前はわたしの妃になるんだ」

「えっ、無理ですよ。ずっと兄上だと思ってきたんですから。……あ、もう『兄』じゃないから、タメ口でもいいよね?」

「お前……」


 苛立ちから怒りへとストラスの感情が移り変わり、黄水晶の瞳がギラギラと剣呑な輝きを放ち始めた。これはマズイ。今までの経験が危険だと告げている。

 シトリーは、そろりそろりと後ろに体を引いてストラスと距離を取る。あまりにも喜びが強すぎて、余計な事まで口にしてしまったのが仇となったらしい。

 最悪、今ここでストラスと一戦交えることになったとして、果たして勝てるだろうか。


(……勝てるかも?)


 知略の面ではともかく、単純に魔力の大きさを比べたら、シトリーの方がストラスよりも強いはずだ。

 今までは『弟』だったから『兄』に遠慮して全力でぶつかることはなかったが、もはや『兄』でも『弟』でもない。


(勝てる!)


 ――とは言え、できることなら争いたくはない。それに、逃げるが勝ちという言葉もある。ベッドの端まで退くと、片足ずつベッドから下して、逃げようと扉の方に視線を向けた。

 だが、ストラスの腕が伸びて来て、シトリーの頭を鷲掴みにする。引き倒されて、再びベッドの上に戻された。


「痛っ!」

「喜べ。怒りで感情が高ぶって、やれそうな気がしてきたぞ」

「はぁ!? 喜べるかよっ、そんなこと! ふざけんなっ! 離せ! どけっ!」

「――っ!!」


 ストラスの表情が大きく歪んだと思った時だった。

 がつんっ!! と鈍い音が響いて、シトリーの頬に激しい痛みが走る。唇の端が切れて口の中に鉄の味が広がった。


 ――殴られた。

 そんなこと、今まで一度もされたことなかったのに!


 琥珀色の瞳を動揺に大きく揺らしながらストラスを見上げれば、彼もまたシトリーと同じように瞳を揺らしてシトリーを見下している。

 だが、不意に彼は自分が傷つけたシトリーの頬に手を添えると、その体に覆いかぶさってきた。

 未だ放心状態の顔に己の顔を寄せて、切れた唇を舐めるように舌を這わせ、そして、くちづけた。


(嫌だーっ!)


 ぞっと背筋に悪寒が走り、生理的に無理だと感じる。

 ずっと、ずっと、兄だったのだ。

 理不尽に思う時も多かったし、恐れを抱いていた時もあった。だけど、大切に育ててくれたことは事実であるし、いろんなものを惜しみなく与えてくれた。

 兄ではあるが、父でもあって、親であり、家族だ。シトリーの理解者であり、シトリーを形成する一部でもある。

 嫌いじゃない。憎んでもいない。好きだけど、そういう好きではない。


(だから、こんなの嫌だーっ!)


 ぶっ飛ばして逃げよう。先に殴られたのは自分の方だ。

 今度は自分が殴る番だし、蹴ったって許されるはずだ。手足が不自由なら魔力を使ってもいい。

 とにかくストラスをぶっ飛ばそう! ――そう思った時だ。


 バァーンッ!!

 どおーんっと、ベッドのすぐ手前まで大きな板が吹き飛んで来て、倒れた。


 何事かとストラスがシトリーから顔を離して後ろを振り返る。大きな板と見えたそれは、この部屋の扉だった。


「シトリー!」


 扉を蹴り飛ばした足を床に下して、べリスが大声で呼びかけてくる。


「おいっ、無事かっ!?」

「べリス!」

「チッ。邪魔が入ったか。思ったより早かったな」


 ストラスが舌打ちをする。

 つかつかと部屋の中に入ってきたべリスはベッドの傍まで来ると、ストラスに組み敷かれているシトリーに向かって手を差し伸べた。


「悪い。遅くなった。ここの兵たちを大勢ぶっ飛ばしてきたぜ」

「シャックスは?」

「そこにいる」


 べリスの手を取ると、べリスがシトリーをストラスの体の下から引っ張り出してくれた。

 ストラスも体を起こして、ベッドの上に座り直す。


「シャックスが呼びに来たんだけど、ここに来るまでに次々に邪魔が入って……」

「うん」


 シャックスがべリスを呼びに行くだろうことは、ストラスも分かっていたのだ。だから、事前に自分の兵たちにべリスを襲わせる命令を下していたに違いない。


「大丈夫か? 頬が腫れてるし、唇が……っ!?」

「ん?」


 ベッドから降りてべリスの前に立つと、ふとべリスの視線が自分の胸元に釘付けになっていることに気が付いた。

 ボタンがすべて取れてしまい、大きく開いたままになっているシャツからは、サラシを巻いた胸が露わになっている。

 月明かりに照らされたシトリーの白い肌は薄闇に浮き出て見え、べリスの目にも、はっきりと映ったことだろう。


「べリス?」

「シトリー、サラシは腹に巻くものだろう。そんな上の方まで巻くなんて、まるで……」


 ――まるで胸を平らに見せたい女みたいじゃないか。


 そう言いたげな表情をシトリーは黙って見上げた。


「……」

「……え?」


 シャックスは残念がると思うが、もう潮時だと思う! 

 そもそも隠しているつもりなんてなかった。ただ単に言わなかっただけで。


(ストラスも『弟』から解放してくれたし……うん、もういいんじゃないかなっ!)


 困惑しているべリスに向かって、サラシをちょこっとだけ下げて、ほとんど無いようなものだけど、一応存在する胸の谷間をチラ見せして、てへ、と笑みを浮かべてみた。


「ごめん、べリス。騙していたわけじゃないんだ」

「はぁ!? おまっ、おまえっ! ふざけんなよっ! 俺がどんな想いでお前のことっ。はぁ~? 女なのかよ!」


 声を荒げるべリスの肩越しに、シャックスの能面顔が見えた。部屋の入口で佇んで、べリスの荒ぶる様を静かな灰色の瞳で見つめている。


「お前はオセが好きだし、男だし、……そう思って俺は諦めてやってもいいかと思っていたのに、女だなんて、諦められなくなるだろうがぁ!」

「性別の壁が越えられないくらいの想いなら諦めてよ」

「くそがぁーっ!」


 掴みかかってきた手から、ひらりと逃れて、シトリーはケラケラと笑った。

 その時。バタバタと廊下を駆けて来る足音が響いて来て、ストラスの兵士が転げるように部屋の前までやって来た。


「陛下、大変です!」


 ストラスが苛立ったように片眉を跳ねらせる。


「何事だ!」

「黒豹が現れました。石橋を渡っています!」

「何?」

「えっ、黒豹!?」


 シトリーは、ぱぁっと顔を輝かせた。それと同時に、シトリーの全身から金粉を散らしたようなキラキラした輝きが放たれ、部屋がシトリーを中心に明るくなる。

 嫌そうな、蔑むような目をストラスから向けられても、ぜんぜん気にならない。だって、彼が来たのだ!


「けして城門を開くな。朝まで外で凍えさせておけ!」


 ストラスが配下の兵士に吐き捨てるように命じると、シトリーは両手で拳を握って非難の声を上げた。


「はあああー!? あり得ないんだけどっ! 外、雪降ってるし! 積もってるし!」

「黙れ! お前はわたしの妃になるのだから、今後あいつとは会うな!」

「そんな命令、聞く筋合いないねー!」


 べぇーと舌を出して言うと、シトリーは窓に駆け寄った。

 大きな両開きの窓だ。その外には、ちょっとしたバルコニーがある。

 外からの風圧を感じながら、全身で体当たりするように窓を押し開くと、冷気がシトリーを暖かな部屋に押し戻そうとしてきた。

 負けじと踏み出してバルコニーに出ると、細かな粒のような雪が顔面を打ってくる。

 剥き出しの肌は寒さで切れそうだし、シャツはどんどんと湿ってくる。だけど、そんなこと構うものか!


「シトリー、戻れ!」


 ストラスの声だか、ベリスの声だか、呼び止めようとする声が聞こえたが、シトリーはバルコニーの柵に足を掛けて乗り上がると、すぐさま柵を蹴って空に跳んだ。


 三階である。上手に落ちれば死にはしないだろうし、例え死んでも復活するから問題はない。

 だけど、大丈夫。シトリーは死なない。


 ――だって、シトリーは飛べるはずだ!


(飛べ!)


 忘れていた飛び方を、たった今、思い出す。

 背中に魔力を集中させるのだ。翼を開くイメージで、魔力を背中で大きく広げる。そうすれば――。


(ほら、飛べた!)


 下降していた体が地面スレスレで上昇し、鷲のような翼を大きく羽ばたかせて、空高く舞い上がった。


 この国の夜空には、白い月が浮かぶ。

 粉雪の舞う夜でも、なぜか雪雲が月を避けるため、月明かりがこの国の夜を照らした。


 シトリーは月明かりの中、翼で風を切るように飛んだが、ひどく寒くて体も翼も縮こまってしまいそうだった。そう長くは飛べそうにない。


(オセ、どこ?)


 城の正面に回ろうと、建物に沿って飛ぶ。

 早く石橋を見付けないと、オセに会える前に墜落しそうだ。

 指先が痛い。ブーツを掃いていないので、足先も感覚がないくらいに冷えきっている。


(ヤバイ、ヤバイ。体が震えて、下に落ちてきた)


 だいぶ高度が下がってしまい、目の前に石壁が現れた時には激突しそうになった。だか、その石壁が城壁だと分かると、飛び上がりたい気持ちになる。

 城壁の上に足を乗せて湖を見渡せば、石橋はすぐそこだった。


 自分が立つ位置からさほど遠くない場所に城門があり、そこから真っ直ぐに石橋が伸びている。

 オセの姿を捜して石橋をずっと街の方へと目で辿れば、半分を越えた辺りでその姿を見付けた。


「オセ!」


 叫んでから、再び翼を広げて城壁の石を蹴るように夜空に飛び上がった。

 高くは飛べない。どんどんと高度が下がり、黒い湖の表面がみるみると近付いてくる。

 それでも、オセだけを見つめてシトリーは飛んだ。

 オセがシトリーに気が付いて馬を駆けさせる。珍しく焦ったような表情を浮かべて馬の脇腹をしっかりと太股で挟むと、オセはシトリーに向かって両腕を広げた。


「オセ!」


 シトリーも両腕を広げて、オセの腕の中に飛び込んだ。

 オセの首に両腕を巻き付け、肩に額を擦り付ければ、オセがシトリーの背に両腕を回して、ぎゅっと抱き締めてくれる。


「オセ! オセ! オセ!」


 他の言葉なんて忘れてしまったかのように彼の名前を呼んで、その体にしがみつくと、なんだか泣きたくなって、涙が溢れてきた。

 オセがシトリーの体を片手で抱き直して、手綱を引き、馬の脚を止める。

 それから、もう一度、シトリーの体を包み込むように両腕でしっかりと抱きしめてくれた。


「陛下」


 オセとしては、言わずにはいられなかったのだろう。

 シトリーを抱きしめながらも、さっそく小言が漏らされる。


「体が冷えています。なんという格好をして飛んで来るのですか。風邪でもひいたら……」


 もうっ、と地団駄を踏みたい気分だ。


「そんなの、どうでもいいよ! 早くキスしてよ! 会いたかったんだ!」


 ボタボタと涙を零れさせながら訴えれば、オセの大きな手がシトリーの頬を優しく包み込む。

 その頬が少し腫れていて、唇が切れていることにオセは気が付いたはずだ。だけど、何も言わずに唇を合わせてくれた。




【メモ】


魔界と地獄について

魔界の一部として地獄がある。と同時に、地獄の第1層が魔界だと考える悪魔もいる。

天界同様に地獄も7層ある。

地獄の第一層は広大で、この層に多くの悪魔たちが暮らしている。

第二層以下は、帝都の下のみに存在する。

第二層以下には、人間の魂が生前の行いによって落ちてくる。

最下層にルシファーがいる。


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