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36.俺の求めているぎゃふんとは違う

 

 メリメリバキバキと、身の毛がよだつ異様な音が鳴り響く。

 アリスが凶悪な顔をして、べリスから貰った薄く肉のついた骨を噛み砕いていた。


 何の骨だろうか。鳥だと思うのだが、サイズを見る限りニワトリではなく、もっと小さな鳥のように思う。だけど、もしかしたら鼠などの小動物の骨かもしれない。

 何の骨にしろ、食事をするアリスの顔が凶悪過ぎて見ていられなかった。


 だからさ、とべリスは言う。


「ちょうど良かったんじゃねぇ? オセもシトリーがいない方が仕事がはかどるだろ」

「がーん。べリスひどい。オセは私がいた方が頑張れるって言ってくれるのに」

「んなわけねぇじゃん。シトリーがいたら、シトリーのことが気になって集中できるわけねぇよ」

「ひどっ!」


 ――いや、自分でも薄っすら思ってたけどさ。オセの言葉を素直に信じてきたわけだよ。自分がいた方がオセのためになるって。

 だけど、現実は、手伝いにもならなきゃ、邪魔にしかなっていないという……。


(うわっ、最悪じゃん!)


 べリスが身を乗り出して自分の馬の口に肉の塊を投げ込んだ。羨ましそうにアリスが鼻を鳴らして、べリスの馬の口元の匂いを一生懸命に嗅いでいる。 

 べリスはアリスの口の中にも肉の塊を投げ入れてやった。


「前から思っていたんだけどさ、俺のイグニスとアリスをつがわせようぜ」

「えー」


 ちらりとべリスが跨っている馬に目を向ける。アリスより一回り大きくて、より凶悪な顔の馬がイグニスだ。

 全身を覆う固い鱗が他の馬とは異なって鮮やかに赤いので、遠目でもよく目立つ。

 目立つ獣は、強くなければ生き残れない。幼獣期を生き延びたイグニスは勇猛で、力強く大地を駆ける。

 戦場でべリスを置き去りにしてしまうこともあるが、主が誰なのかちゃんと理解しているから、べリスが呼べば必ず戻って来るのだという。


「いいけどー」

「けど?」

「いいよ?」

「なんだ、それ」

「アリスの気持ちが分からないのに、勝手に決められない」

「はっ、見れば分かるだろ?」


 べリスが顎をくいっと上げて馬たちの方を指し示す。二頭は並んで歩いていても喧嘩になることがないらしい。

 それどころか、時折、相手の顔に自分の顔を近付けて匂いを嗅いで、何を食べているの? 何を貰ったの? いいなぁ、ちょっと頂戴、同じものを食べているだろ、とおしゃべりをしているかのようだ。


「べリスは、馬の気持ちは分かるのに、私の気持ちは分からない」

「分かってるさ」


 ぽつりと零した言葉を、べリスはちゃんと拾って答えてくれる。


「出会った頃からずっとシトリーはオセのことしか見ていなかった。――それでも、俺はお前が好きだ」

「その好きは、友達の好きじゃダメなの?」

「正直、分からねぇよ。いいやと思う時もあるけど、絶対に嫌だと思う時もある」


 べリスは、ガリガリと爪を立てて頭を掻いた。


「オセのことは嫌いじゃないし、オセと何かあって凹んでるお前は見たくない。オセから奪ってやりたいとは思うんだけど……ああ、やめよう。こんな話」

「なんで?」

「つまんねぇだろ」

「そんなことない」

「俺は楽しくない。だから、やめる」


 それっきりべリスは口を閉ざしてしまった。

 思えば、べリスとはこんなやり取りを三千年の間に何度も何度も繰り返している――ということを、たった今、思い出した!

 その度に突き放すこともできず、――かと言って、受け入れることもできずにいる。


 カラカラと馬車の車輪が音を立てながら回っている。その音が重たく沈むようになって、アリスの蹄の下の大地が湿り気を帯びていることに気が付いた。

 シルワの政務官キケロは、『ふたつ月の国』では森は貴重だと言っていたが、テツラ区にも大きな森があるのだという。


 ティグリスは森を棲み処とする。その棲み処が街や村から離れているうちは良いが、時に虎が村の近くに彷徨い出てくることがあった。

 おそらく、森の奥で繰り広げられている虎たちの縄張り争いから敗れ、追いやられてきた虎なのだろう。

 そういう虎はいくら森の奥へと追い払っても、必ずまた森から出てくるので、人や家畜を襲い始める前に退治してしまった方が良い。


「陛下、虎を退治しましたら、その毛皮を陛下に捧げますね」


 城を出発してから四日目の昼にテツラの街に辿り着くと、フォルマはさっそく虎退治の準備を始める。

 すぐに退治できれば良いが、虎がなかなか姿を現さない可能性もあるので、街を拠点に何度も森に出向くことを見越した準備だ。


 フォルマはテツラ区の地形図を見て、どこに罠を仕掛けるか、森のどの方角から鳴り物を鳴らしてどちらの方向へ追い込んでいくのか、配下たちと意見を交わしている。

 配下のひとりが虎の目撃情報を集めてきて、虎が寝床にしているだろう場所の位置を推測してフォルマに意見した。

 フォルマはその配下に頷いて、虎が通りそうな場所にいくつか罠を仕掛けることを決めたようだ。


 彼らの様子をずっと見守っていたかったのだが、シトリーたちはこの街でフォルマたちと別れ、更に北へ進まなければならない。

 テツラの街の政務官の邸宅に一泊すると、翌朝、街を出発した。


 テツラの街からコルリス区を目指すこと丸1日。テツラとコルリスの区境にたどり着く。もちろん、そこに『区境です』という立て札があるわけではなく、前も後ろも荒涼とした大地が広がっている。

 では、なぜ区境だと分かったのかと言うと、オセの配下のセルジョという者が10人の部下を連れてシトリーたちを待っていたからだ。

 セルジョはシトリーの前までやって来ると、下馬して、地面に片膝をつくようにして跪いた。


「モンス区常駐軍副官のセルジョです。これより先はわたしが陛下を護衛致します」


 大剣を片手で振り回せそうなくらいに大柄な男で、30代半ばくらいの年齢に見える。

 ラウム曰く、オセの配下たちは皆、筋肉ムキムキなのだそうだ。

 その言葉を思い出して、セルジョの体躯を見やれば、確かにしっかりと筋肉がついていた。だからというわけではないが、頼り甲斐のありそうな雰囲気を持った男だ。


 城からテツラの街まではフォルマが率いる軍団に護られ進んでいた一行は、街からここまでは中隊長が率いてやってきた。

 セルジュの合流を中隊長は心から喜んで安堵している様子だ。二百人の部下と自分の肩に、王と大公と公爵の安全が掛かっていると思えば、その責任の重さに押し潰されてそうだったに違いなかった。


 ちょうど昼時だったため、セルジョの判断で休憩を取ることとなった。

 兵士たちが起こした火で料理人たちが運んできた食材で調理を始める。その料理が完成するまで、シトリーたちは天幕の中で待った。


 天幕は、城の中のひと部屋をまるごと運んできたのではないかと思うほどに広い

 足元には絨毯が重ねて敷かれていて暖かく、あちらこちらに照明が吊り下げられていたり、置かれていたりするので、外よりもずっと明るかった。

 背もたれのあるクッション? あるいは、足のないソファだろうか。ふかふかクッションの置かれたローソファが天幕の奥に用意されていて、そこに沈み込むように座る。


 べリスもハウレスも天幕の中に入ってきて、それぞれ用意された席に座ると、まずべリスがシトリーの後ろに立つドルシアに目を付けた。


「その侍女が来てからシトリーの服装が変わったな。いいんじゃねぇ? 似合ってるし」


 正確に言うと、ドルシアが本気を出し始めたのは、城を出発してから二日目の朝からだ。

 突然、城から運んできたシトリーの衣装箱をひっくり返す勢いで、シトリーの服を物色し始めた。恐ろしいことに、主を着飾らせる楽しさに気が付いてしまったのだ。


 今日はテツラの街でドルシアが選び、新しく購入した服を着せられている。彼女はとにかくフリルが好きで、シトリーにも袖にフリルがついた白いシャツを着せている。

 そして、首元にはレースたっぷりのクラバット《スカーフ状の布ネクタイ》を巻き、ウエストコート《ベスト》を着ている。

 多彩な絹糸で華やかに刺繍を施されたフロックコートを襟を高く立てて羽織り、膝下までのブリーチズ《半ズボン》を穿く。ブリーチズの下には白い長靴下を穿いているが、膝下まであるロングブーツを履いているので、ほとんど見えなかった。

 おそらくドルシアが思い描く『プリンス』の格好がこれなのだろう。やっていることがカイムと同じだが、監禁されていないから好きなようにさせている。


「ここから先の移動は、陛下も馬車に乗ってください。それから、剣を常に身近においてください」


 セルジョが料理を運んできた女中たちと共に天幕にやって来て今後の行程を説明し終えると、そう言い付け加えた。


「なんで? 危険なの?」


 料理は、日本の膳のような小さなテーブルに乗せられて運ばれてきて、そのまま目の前に置かれた。

 パンとスープと肉料理なのだが、さすが料理人を連れて来ただけあって、戦時中に食べた固いパンと、とりあえず肉を煮ましたというスープとは大違いだ。

 スープに浸さなくても食べられる柔らかいパンにバターを塗りながら尋ねると、セルジョが頷いた。


「コルリス区は我が国の端。わずかに進むだけで伯爵の領地となります。陛下は伯爵と友好的な関係を築いているとお考えでしょうが、我々モンス区常駐軍は伯爵の領地からの侵略者と幾度も剣を交えて来ました」

「侵略者?」

「略奪を目的とした武装集団です。盗賊を装っていますが、戦い方を見る限り、軍団に所属する兵士だと思われます」

「つまり、ラウムの兵士? まさか」


 信じられないと声を上げると、セルジョは微かに失望を表情に浮かべて続けて言った。


「それから、コルリス区を騒がせていた女がいるのですが、ご存知ですか?」

「少女を攫って喰っているとかいう? 特別調査員が着く前に逃げたとかいう女でしょ?」

「はい、その女です。モンス区に逃げたという報告が上がっていると思いますが、じつはそれは誤りで、未だコルリス区に潜伏しているようです」

「どういうこと?」

「コルリスの街にリヌス殿が陛下をお待ちしております。詳しくはリヌス殿から聞いて頂きたいのですが、どうやらモンス区に逃げたというのは、見せかけだったようなのです」


 危険な女がこれから向かうコルリス区にいると聞いて不安がよぎる。けど、まあ、出くわさなければ良い話だ。

 仮に出くわしたとしても、捕まえてしまえば良いのではなかろうか? せっかく二百の兵士を連れて移動しているわけだし。


「陛下」


 嫌な予感でもしたのか、ハウレスが食事の手を休めて視線を向けて来る。


「その女は狡猾だと聞いています。その女の仕業だという証拠がないため、捕らえたところで処罰することができないそうです」

「じゃあ、なんでみんなはその女の仕業だと思うわけ?」

「そのことについてもリヌスから説明がありましょう」


 つまり、この場には詳しく説明できる者はいないということだ。

 これ以上あれこれ尋ねても仕方がないので、再び食事を始めると、それを待っていたかのようにセルジョが口を開いた。


「陛下と無事に合流できたことを閣下に報告致します。人を王都に送りますので、陛下から閣下に一筆頂けないでしょうか?」

「一筆? オセに手紙を書けってこと?」


 そう言えば、オセから報せが欲しいと言われていたのに、一回も何も送っていない。


(やばっ! 忘れてた!)


 罪悪感というより危機感を覚えて、セルジョから紙とペンを差し出されると、素直に受け取ってしまった。

 だが、元より筆不精だ。普段から文章を書いていないと、こういう時、書くべきことが何も思い浮かばない。

 紙とペンを握り締めたまま固まっていると、ハウレスが口を開く。


「陛下、くれぐれも『会いたい』や『早く来て』といったことは書かないようお願いします」

「えー。じゃあ、何を書けば……。あっ、『来ちゃダメだよ』とか『まだ来ないで』とか? 『来る必要なし』? 『来なくていいよ』?」

「やめてやれ。オセが泣くぞ」


 ひでぇな、とべリスが肉を齧りながら言った。


「オセ、泣くのかなぁ。泣いているところ見たことないけど、泣くかな? ――ちょっと見てみたくない?」

「俺は、オセの泣き顔には興味ないな。でも、ぎゃふんと言わせたい」

「ぎゃふん? ――いいね!」

「ちょっと陛下」


 我慢できなくなったのだろう。後ろからドルシアが口を挟んで来た。侍女の身分で、このメンバーを相手に口を開くとは大した度胸だ。下手したら死ぬ。

 ドルシアはまったく物怖じした様子もなく、シトリーの手元を覗き込みながら言った。


「普通に『好き』って書けばいいんですよ。たった単語ひとつで相手を喜ばせることができます」

「でも、状況を報せて欲しいと言われた」

「そんなのいろんな方がこまめに人を送って報せてますよ。陛下まで似たような報せを送る必要がありますか? なので、『好き』って書けばいいんです」

「いいんじゃねぇ?」


 ベリスが気のない様子で言う。


「俺の求めているぎゃふんとは違うけど、それに近い顔をするんじゃねぇーの?」

「そうかな。――なら、そうする」


 ささっと、ペンを紙の上で滑らせてドルシアの言う通りに書くと、セルジョに差し出した。

 セルジョはにこにこと優しげな笑みを浮かべながら紙を受け取ると、大事そうに両手で持つ。


「ありがとうございます。確かに承りました。それでは、失礼致します」


 一礼してから、セルジョは天幕を出ていった。

 天幕の入口を覆った布が完全に閉じられる前にシトリーは後ろに振り返って言う。


「ドルシアもここはいいから、食べに行っておいでよ」

「ありがとうございます。失礼させて頂きます。食べ終えたらすぐに戻りますね」


 一緒にテーブルを並べて食べるわけにはいかない彼女に、もっと早く気が付いてやるべきだった。

 申し訳なく思いながら言ったのだが、ドルシアは少しも気にした様子がなく、恭しく頭を下げて天幕から出て行った。

 天幕の入口がしっかりと閉じられたのを見届けてから、シトリーはハウレスに振り向いた。

 こそこそと、まるで内緒話をするように声を潜めて尋ねる。


「ねえ。オセって、泣くの?」


 ハウレスは少し驚いたように一瞬だけ目を見開くと、すぐにその目を細めて笑みを浮かべる。


「あの子は幼い頃から強情で、泣きません」

「うわっ、やっぱり泣かないんだ。幼い頃から? ――オセって、どんな子供だったの?」

「一度決めたことは、やり抜く子でしたね。陛下とは真逆です」

「げっ」


 なんだかんだ言っても、ハウレスは自分の手で育てた息子が自慢でならないのだ。

 シトリーのことも自分が拾っていれば、こうはならなかったと言っているとか、いないとか。――口にしてなくとも、思ってはいそうだ。


 上級悪魔が誕生する時には予兆のようなものがあって、それは上級悪魔のみが感知できるのだという。

 ハウレスは予兆を感じ取り、赤子を探して回ったが、ひと足遅く、ストラスに拾われてしまったらしい。

 赤子が自分と同じように豹の姿になると聞いて、本当に悔しかったようで、諦めきれず何度もストラスの城を訪れたのだという。

 その際には、いつもハウレスはオセを伴っており、そうして、オセとシトリーは出会うことになったのだ。


「わたしにも責がありますが、陛下と出会ったことで、オセは生き方を狂わされました」


 ハウレスのあんまりの言葉に、むーっと眉を潜め、頬を膨らませると、隣でベリスが笑いながら言った。


「違いない。シトリーのせいだ」

「なんでだよ?」

「だって、オセはそれまで品行方正の美男子で、魔力も高く、身体能力も優れているから、社交界でめちゃくちゃモテてたんだぞ」


 悪魔に対して品行方正とは如何に? ――と思わなくはないが、そこは聞き流して、話の真偽を確かめたくてハウレスに振り向く。


「ベリス公はよくご存知で。かつては、顔繋ぎのためにわたしがよく社交界にオセを連れ回っておりました。あの容姿ですから、ご婦人たちが放っておくはずがなく、ベリス公の言葉を借りますと、モテておりましたね」


 へぇ、と自分でもびっくりするくらいの抑揚のない声が口から飛び出した。

 そんなシトリーをハウレスはちらりと一瞥してから話し続ける。


「あのまま順調にいっていれば、今頃、伯爵か侯爵になれていたかもしれません。ところが、陛下。突然、あなたの教育係になりたいなどと言い出して、あの子はそれっきり社交界に出て来なくなりました。上位悪魔の口利きがなければ、地位を上げるのは難しいと何度も言い聞かせたのですが、まったく聞き耳を持たず、逆にわたしを説得してくる始末で……」


 その時のことを思い出したのか、ハウレスは長いため息をついた。

 元々、ハウレスは衰えていく自分の力を憂い、自分の代わりに戦場に行ったり、自分の代わりに他の悪魔たちと渡り合ってくれる強くて立派な『盾』が欲しかったのだ。

 賢くて強いオセは、まさにハウレスにとって理想的な盾だったに違いない。ハウレスがオセの成長に喜び、その未来に期待していただろうことは容易に想像がつく。

 ところが、そんな彼の自慢の盾を簡単に奪ってみせたのが、シトリーだった。


「正直、あの時は陛下を恨めしく思いましたが、今では、海老で鯛を釣ったのだと思うことにしております」

「エビ?」

「タイだってさ」


 べリスがシトリーを指差してきて、はははっと笑った。ハウレスも目を細めて優しい笑みを浮かべる。


「惜しいと思う時もありますが、結局のところ、あの子が幸せならそれでいいんですよ。ずっとわたしの期待に応えようと努力し続けてきた子でしたからね。我が儘も言わず、勉学に励み、武術の鍛練も怠ることがなかった。拾われた恩を拾った者に返さなければならないのだとしたら、わたしはもう既に返して貰っているのでしょうね」


 しみじみと言うと、ハウレスは食事の手を止めてローソファの背もたれに深く寄り掛かった。

 そのまま彼は食事を終えて、セルジョが出発の伺いを立てに来るまで、じっと瞼を閉ざしていた。

 



【メモ】


王都から北へ⇒およそ四日進む⇒テツラの街⇒丸一日進む⇒テツラとコルリスの区境⇒半日進む⇒コルリスの街


テツラ区とシルワ区には森がある。

どちらも比較的雨量が多いため、緑がよく育ち、マリティアの種の消費が少なくて済む。


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