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第一章 魔王爆誕

ぼちぼち頑張っていきます!

俺は今、過去一並に混乱している。


なぜなら見渡す限りの広大な荒野に、溢れんばかりの化物がこちらをキラキラした目で見つめてきているからである。


???「魔王様が謁見なさった!お前たち!忠誠を誓え!」


化物「ウォォォォォォォォオオ!!!」


え?多分十中八九俺のことだよね?

なんか馬鹿(神?)が言ってたし、多分そうなんだろうけど、なんでよりによって魔王かなぁ…


そう行道はある程度このような状況を少なからず理解していた。

なぜなら天下のゲーマーだった行道はどんなジャンルのゲームにも手を出し、ヲタクを極めていたからである。


「多分あの化物は…ゴブリンと…オークと…それから…」


そんな名称を呟いている時に、ふと声をかけられた。


「そうでございます魔王様。ゴブリンの先頭に立たれるのはキングゴブリン、オークの先頭に立たれるのがオークジェネラルでございます。」


ん?おっと、アナタハダーレ?


「あ、ありがとうございます。それでいてあなたはだれですか?」


そのとき青い顔をして頭を地面につけ謝罪してきた。

元々の肌色は紫だが…ここは置いておこう。


「申し訳ございません!名も名乗らず先に身の程も弁えず応答してしまいました!この命を持って償わせていただきます!」


そう言った彼女は懐に隠し持っていたであろうナイフを片手に自らの胸(心臓)へと突き刺さんばかりの勢いである。

そして振り上げた両手に握ったナイフが胸(心臓)に向かっていく。


ん?なんで心臓って言わないで胸って言うかって?

そんなもの言わずともわかろう。大きいのだ。そう。胸が。

はち切れんばかりの豊満な…おっと。このくらいにしておこう。


そんなことよりも止めなければ!と思った時には体が動いていた。


「あれ、なんかこれと似たシチュあったような。あ、フラグ立てちまった…」


彼女のことを庇おうと走り出した時、地面が抉れた。

そして一瞬にして彼女の元に付いたはいいものの…


「うぇぇぇぇぇえ?!これどうやって止まればいいのぉぉぉぉぉおお?!」


そう。止まり方がわからなかったのである。あまりの猛スピードに思考と体がついてこなかった。

そのままだとどうなるかなど、わかりきっている。衝突だ。


結局止まりきれず彼女に衝突し、吹き飛ばされる彼女と制御不能の俺が同じ方向に並走?いや並飛び?する。

背後にあった扉に衝突しやっとこ停止する。


「いてて…ってつい言葉でたけど痛くないなぁ…むしろやわら…」


って、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇええ?!

その場で倒れている女の子とはだけた豊満な【ソレ】に俺の顔は埋まっていた。これぞまさしくラッキース…なんでもない。


「だ、大丈夫ですか?ごめんなさい止まれなくて…」


あ、大丈夫だよ?一瞬でもラッキーを堪能したのでもう顔は起き上がらせてる。

ん?変態がいるって?ダレノコトデスカネー。


「だ、だい…じょうぶで…ござい…ま…す…」


ふらふら立ち上がろうとしている彼女は苦痛な表情を浮かべている。


「い、いや、大丈夫じゃないですよね…ま、まぁそこに横になっていてください」


指差す場所は高級感の溢れるソファである。しかしどこか禍々しさまで感じるほどの色合いだ。


「も…もうしわ…け…ございま…せ…ん…」


そこまで言い終えるとソファに横になり完全に意識が無くなった。

死んで…はいないらしい。よかった。

ん?元凶は誰だって?ダレノコトデスカネー


「敵襲か?!魔王様を命を賭してお守りしろ!!!」


とあるゴツイ装備をした男が入ってきた。


そうですね。敵襲(俺)ですね。申し訳ない。大変申し訳ないと思ってますよ。思っておりますともえぇ。


「いや、問題ない。足が滑っただけだ。」


かっこつけて言い放った。さすがに恥ずかしいからね。


「そうでございましたか。魔王様が無事で安心いたしました。」


そう言うと男は跪き、言葉を重ねてきた。


「私は、魔王四天王が一柱。ゲオルグと申します。今代の魔王様の剣となり盾になること誇りに思います。魔王様の配下として忠誠と命を捧げる所存です。何卒宜しくお願致します。」


すごく畏まった挨拶をされてもどう返せばいいかわかりませんよ。だって貴族とかわからないもん。こちとらパンピーだぞ?


「お…おぉ…そうかゲオルグ。頼りにしておるぞ。」


必死に考えついた結果、RPGで培ったロールプレイにて魔王が言いそうなことを言ってみる。


「はい!何に変えても魔王様のお役に立ち、この命尽き果てるまで魔王様に仕える所存でございます!」


どうやらロールプレイは正解だったようで、テンプレのような返答が返ってきた。


先程も思ったが何かを言うたびに【命を賭けて】なんて言葉が出てくる。そんなこと望んでないし、そこまですることもないのになぁ。というのが率直な感想。

なぜなら、生前?の俺は誰にも縛られずフリーランスに生きてきたからである。

ん?フリーランスじゃなくてニートだって?フリーターはニートじゃねぇ!!!


「命を賭してくれるのは有難いが、我はお前たちの命も大切だと思っておる。我一人では何もできまいからな。よって軽々しく命を落とすような事は許さん!誓えるか?」


またしても見よう見まねの秘技・ロールプレイを発動する。


「しかし…いえ。それが魔王様のお心なれば、背くことはありませぬ。命の重んじを守り、寛大な魔王様の勿体無きお言葉に感謝致します。魔王様の配下になれて改めて光栄に思えました。」


「そうか。なら自室に戻り休暇をとるといい。食事の時にまた会おう。」


そう言うと


「魔王さまと共に食事を取れせていただけるのですか?!この上なき幸せでございます!では食事まで自室にて待機しております!何か御用の場合はお呼び下さい!すぐに駆けつける所存でございますので!」


すごく喜んでるのが分かるな。目が輝いてて声がでかくなってる。子供か!


「こどッ…あ…あぁ。その時は呼ばせてもらおう。ではな。」


いかんいかん。ちょっとボロがでそうだった。


「はい!では失礼いたします!」


そう言うとウキウキ気分で出て行った。

なぜウキウキ気分ってわかるかって?歩き方がスキップじみてるからだよ!子供か!

多分今頃自室で鼻歌でも歌ってるんじゃなかろうか。うん。絶対子供だ。


やっとこ一人になったところでボソッっと呟く


「俺、やってけんのかなぁこれ…」

面白い!早く続き書いてくれ!

そう思った方は評価してくれると嬉しいです!

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