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迷宮の信頼を元に戻すように、、、。

作者: 七瀬


『僕の人生は、、、人を裏切ってばかりの人生だった!』


僕の名前は 『高丘 リュウジ』27歳、勉強もスポーツも何でも出来て

負けず嫌いで、僕より何でも出来るやつがいると、、、ホント腹が立つ!!!


どんな事があっても、誰にも負けたくない!!!

例え、、、女性でも子供でも僕は何時も真剣だ!



こんな僕だから、、、どんな手段を使っても負けたくない!

【例え卑怯な方法でもだ!】


僕は、この負けず嫌いのせいで、、、たくさんの人たちを傷つけてきた。

壊していくばかりで、築いていく事をして来なかった...。

だから僕は今では、独りでいる事が多い。



学生の時も、社会人になってからも周りにいるやつの僕の見方は何も変わらな

かった! 何時も一緒だ!


僕と目が合っただけで、直ぐに避けて行ってしまう。

負けたくないと言う気持ちが僕の場合、、、変な方向に向いてしまうからだ!

卑怯な方法や姑息なやり方で、絶対に相手を勝たせないようにする!


僕だってよくわかっている!

こんなやり方したら、、、? 僕は本気で嫌われてしまうだろうと、、、。

でも、どうしてもやめられない!



それは、付き合っていた彼女にもそうしていた。

彼女の名前は【アリサ】


とっても優しい彼女で、彼女の笑顔は最高に可愛いと思っていた。

それなのに、、、僕はまたやってしまった。


ちょっとした事で、どっちが出来ているのか、、、?

今思えば、、、どうでもいい事だったと思う...。


だって、喧嘩になった内容は全く覚えていないのだから、、、。

僕はアリサに負けたくないと強く思い、卑怯なやり方をして勝った!


僕がアリサに勝ってはしゃいでいると、、、?

アリサは、何も言わず家を出ていってしまった。


何も言わず、、、玄関ドアの音が【ギィーーガシャン】と、、、。

それっきり帰って来なくなった...。



数週間後、、、。

僕が仕事から帰ってくると、、、?


テーブルに置手紙が置いてあった。


『ごめん、もうリュウジとは付き合えない! 鍵置いとくね! アリサ。』


...僕はフラれた。

でも、諦めきれない僕はアリサの働いているところまで押しかけて

どうしても話がしたいと言った。


当然、アリサは僕と話もしたくないし顔も見たくないと言った。

それは、アリサの友達が僕にそう言ってきたからだ!



僕は、本当に【大切な人】を失って本気で治したいと思った!

僕のこれは! 病気なんだと自分で自覚してカウンセリングを受ける事にした。





そして半年後、、、僕は再びアリサに会いに行った。


アリサも、その時は普通に僕と話をしてくれた。

彼女の職場の近くにある喫茶店で、二人で話をする。


『ごめんね、また会いに来たりして仕事忙しいよね...? 大丈夫なの?』

『...ううん、なんかリュウジ変わったね? 顔も優しい感じになったし

話し方も、私の事を考えてくれてるのがよくわかるよ。』

『うん、そうかな? 実はカウンセリングを受けていたんだ! 僕のこれは【病気】

だと思ったからね! また、僕はアリサと一からやり直したくて、、、。』

『......』

『勿論! 今直ぐじゃなくていいんだ! 僕がしてきた事はアリサをたくさん

傷つけて来たんだから、、、少しずつ今の僕の事を見てもらえればいいと思って

いるんだ! もし、、、アリサがまた僕とヨリを戻してもいいと思ったら、、、

その時は今度こそ! アリサを傷つけないよ。』

『...わかったわ!』

『今日は、忙しいところ時間を作ってくれてありがとう! また友達から...。

会ってくれるかな、、、?』

『うん、それならいいよ!』

『ありがとう、またね』

『じゃ、またね!』



僕たちはそうやって分かれた。

少しずつ、時間をかけて彼女との関係を一から築いていこうと思う...。


『もう、大切な人を傷つけたくないから、、、。』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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