迷宮の信頼を元に戻すように、、、。
『僕の人生は、、、人を裏切ってばかりの人生だった!』
僕の名前は 『高丘 リュウジ』27歳、勉強もスポーツも何でも出来て
負けず嫌いで、僕より何でも出来るやつがいると、、、ホント腹が立つ!!!
どんな事があっても、誰にも負けたくない!!!
例え、、、女性でも子供でも僕は何時も真剣だ!
こんな僕だから、、、どんな手段を使っても負けたくない!
【例え卑怯な方法でもだ!】
僕は、この負けず嫌いのせいで、、、たくさんの人たちを傷つけてきた。
壊していくばかりで、築いていく事をして来なかった...。
だから僕は今では、独りでいる事が多い。
▽
学生の時も、社会人になってからも周りにいるやつの僕の見方は何も変わらな
かった! 何時も一緒だ!
僕と目が合っただけで、直ぐに避けて行ってしまう。
負けたくないと言う気持ちが僕の場合、、、変な方向に向いてしまうからだ!
卑怯な方法や姑息なやり方で、絶対に相手を勝たせないようにする!
僕だってよくわかっている!
こんなやり方したら、、、? 僕は本気で嫌われてしまうだろうと、、、。
でも、どうしてもやめられない!
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それは、付き合っていた彼女にもそうしていた。
彼女の名前は【アリサ】
とっても優しい彼女で、彼女の笑顔は最高に可愛いと思っていた。
それなのに、、、僕はまたやってしまった。
ちょっとした事で、どっちが出来ているのか、、、?
今思えば、、、どうでもいい事だったと思う...。
だって、喧嘩になった内容は全く覚えていないのだから、、、。
僕はアリサに負けたくないと強く思い、卑怯なやり方をして勝った!
僕がアリサに勝ってはしゃいでいると、、、?
アリサは、何も言わず家を出ていってしまった。
何も言わず、、、玄関ドアの音が【ギィーーガシャン】と、、、。
それっきり帰って来なくなった...。
▽
数週間後、、、。
僕が仕事から帰ってくると、、、?
テーブルに置手紙が置いてあった。
『ごめん、もうリュウジとは付き合えない! 鍵置いとくね! アリサ。』
...僕はフラれた。
でも、諦めきれない僕はアリサの働いているところまで押しかけて
どうしても話がしたいと言った。
当然、アリサは僕と話もしたくないし顔も見たくないと言った。
それは、アリサの友達が僕にそう言ってきたからだ!
▼
僕は、本当に【大切な人】を失って本気で治したいと思った!
僕のこれは! 病気なんだと自分で自覚してカウンセリングを受ける事にした。
そして半年後、、、僕は再びアリサに会いに行った。
アリサも、その時は普通に僕と話をしてくれた。
彼女の職場の近くにある喫茶店で、二人で話をする。
『ごめんね、また会いに来たりして仕事忙しいよね...? 大丈夫なの?』
『...ううん、なんかリュウジ変わったね? 顔も優しい感じになったし
話し方も、私の事を考えてくれてるのがよくわかるよ。』
『うん、そうかな? 実はカウンセリングを受けていたんだ! 僕のこれは【病気】
だと思ったからね! また、僕はアリサと一からやり直したくて、、、。』
『......』
『勿論! 今直ぐじゃなくていいんだ! 僕がしてきた事はアリサをたくさん
傷つけて来たんだから、、、少しずつ今の僕の事を見てもらえればいいと思って
いるんだ! もし、、、アリサがまた僕とヨリを戻してもいいと思ったら、、、
その時は今度こそ! アリサを傷つけないよ。』
『...わかったわ!』
『今日は、忙しいところ時間を作ってくれてありがとう! また友達から...。
会ってくれるかな、、、?』
『うん、それならいいよ!』
『ありがとう、またね』
『じゃ、またね!』
▽
僕たちはそうやって分かれた。
少しずつ、時間をかけて彼女との関係を一から築いていこうと思う...。
『もう、大切な人を傷つけたくないから、、、。』
最後までお読みいただきありがとうございます。