解説 Ⅱ
第三十話〜三十三話までのベリック戦の解説です。
全て読み終えてから見てみて下さい〜。
ノートはストーリーの中で、ベリックの能力を捉えたと言っていました。
結局、ベリックの能力とは何だったのでしょう。
結論からすると、ベリックの能力とは、
「一度行った動作を切り貼りしてリピートする能力」
と言えます。
本文中には何度か、意味のない攻撃があったと思います。
ノートやラスターの手前で落ちるダガー…といったように。
あれはリピートする行動、いわば「素材」だったのです。
そうすると話が通ります。
ノートが不審に思った、
「一本しか投げていないはずなのに、二本投げられていた」
という出来事。
この時、一本は本当に投げ、
もう一本はリピートによって投げたのでしょう。
また、ノートがよろけた時、
間髪入れずにダガーが降り注いでいました。
これもその能力です。
その少し前のシーンで、ダガーを振り撒いたシーンがありました。
この行動をリピートすれば、それが出来る訳ですね。
さらに、ラスターの反射する最上の光を打ち破った時。
これは最初の一本を投げた行動を複数使えば出来ますね。
ここから、ベリックの能力がおおよそ把握できるでしょう。
もしかしたら、ラスターもこの能力に気付けていたのかもしれませんね。
それでは今回はこの辺りでお開きとします。




