終焉
「小僧がー!!」
ガイルは、カイトの挑発により激昂しカイトの目の前に立ち上がる。
「俺の目標は最初からお前なんだ。お前を殺すまで俺は死ねない。」
静を悲しませた張本人だけはこの手で殺さないと気がすまない。
それが今のカイトの生きる意味。
「お前には最高の地獄を用意してるんだ。」
「俺の部下達も地獄とやらへ行ったのか?」
「そうだな。でも比較的軽い地獄だ。安心してくれ。9000年ぐらいで転生出来るさ。」
想像も出来ない年数を言われ冷や汗をかくが、すぐに冷静に戻り、カイトの言葉を待つ。
「今すぐに送ってやる。そこでおとなしくしてろ。」
待ってろと言われて待つ人間などいない。
ガイルはカイトへ突撃をする。
「死ね!!」
ガイルはカイトを殴り、蹴り、突く。
元々戦闘能力に差があるのに、カイトは満身創痍の状態である。
頬骨、あばら骨、頭蓋骨、背骨と身体中から骨の折れる音が鮮明に聞こえる。
「ハァハァ。何故倒れない!!」
普通なら倒れてもおかしくないダメージを受けてもカイトは倒れなかった。
「だから言ってるだろ?お前を殺すまでは死ねないとな。それが今の死にかけの俺の最後の生きる理由だ。」
ガイルには理解出来なかった。
そこまでして守るべきものがあるカイトが。
命を賭してまで復讐を果たそうとする意味が理解出来なかった。
「来るな!来るなーー!!」
ガイルは得体の知れない恐怖に押し潰され、子供のように走って逃げた。
「見苦しい姿を見せるな。それでも敵の総大将か。」
カイトは逃げるガイルに手を向け、呆れた声で言い放つ。
「〈無間地獄〉」
数時間後、各国の兵士達が戦場を見て息を飲む。
そこには蹂躙されたバトル帝国の兵士達が転がっていた。
何も知らない各国の兵士達は
バトル帝国での内乱
魔王の仕業
他の大陸からの侵略等
色々な憶測が飛んだ。
その後は死体の処理に移ったが、死体はバトル帝国の人間の死体しか出てこなかった。
カイトの死体は出て来なかった。
どうも花火大会を観に来てる田中 太郎です。
一応これで完結という事になります。
長々と続いたこの物語を見ていただきありがとうございます。
色々とスッキリしてない所等があると思いますが、素人なので許してもらえるとありがたいです。
この反省は次の物語に生かしたいと思います。
実は書きたい物語が3つ程あるのですが、どれを書けば良いか悩んでおりますので、後から3つの物語のプロローグ的なのを更新しますので、気に入ったのがあれば教えていただければと思います。
よろしくお願いします。




