相棒
「カイトの奴はまだ来てないな。ちょっと早く来すぎたか?」
ケビンは西門の前でカイトを待っていた。
「あれ?あの脇差しは。」
ケビンが西門を行き来する人々を見ながらカイトを待っていると、見覚えのある脇差しを持った女2人組がキョロキョロと周りを見ていた。
「すいません。その脇差しの持ち主と会う約束をしている者ですが、持ち主はどちらに?」
「もしや貴方がケビン様ですか?」
ケビンはいきなり様付けをされて、戸惑いながら首を縦に振った。
「ご主人様からこちらの手紙を預かっております。どうぞ。」
ケビンは訳も分からずに進んでいく話に戸惑いながらも手紙に目を通す。
相棒へ
悪いが、俺は急ぎの用が出来たから先に旅に出る。
約束を破って申し訳ないが、お詫びとして、目の前にいる2人をお前に預ける。
2人とも俺の大切な家族であり、忠義を尽くしてくれる従者でもある。
旅に連れていって足手まといになることは無いから安心してくれ。戦闘力はお墨付きだ。
名前は
黒髪ロングで全身真っ黒なのが「レベッカ」
黒髪ショートで黒装束を来ているのが「静」
一応2人ともケビンの従者になるように言ってるから大丈夫だとは思うが、読み終わった後にこの手紙を見せてやってくれ。
後、旅の日程に余裕があるなら、手紙と同封してある通行証を持って恐山に行ってくれ。
きっと旅の仲間が増えるだろう。
勝手な都合で本当に申し訳ないと思ってるが、またケビンと会えるのを楽しみにしてるぞ。
追伸
2人とも美人だが、手を出さないのをオススメする。
殺されるからな。
ケビンは手紙を読み終わると目の前にいる2人に手紙を渡す。
2人は一通り読むと決意した目でケビンを見る。
「ご主人様の命により、今日からケビン様の旅のお手伝いをさせてもらいます。」
「私も主君の命により、ケビン殿のお手伝いをさせてもらいます。」
「あっこちらこそよろしくお願いします。」
ここに奇妙な3人組の旅が始まろうとしていた。




