故郷へ帰ろう
どうも雨が降り続け、バイクに乗れない田中 太郎です。
私がバイクに乗ろうとすると確実に雨なんですか(泣)
バイクの教習の半分も雨でした。
確実な雨男です。
よろしくお願いします。
「ジン達は故郷へ帰らないのか?」
カイトの部屋で、グラン、ジン、ユウナ、レイシーが輪になって座っており、ユウナとレイシーはカイトの両側からくっついている。
「妾にらそのような風習は無い。」
「俺らもねぇな。」
「レイシーはあるよー!明日から帰るんだー!」
ユウナ、ジン、グランは故郷への思いは無いのか興味無さげに話すが、レイシーは目をキラキラさせながらカイトへ詰め寄る。
「この際だ。ユウナ達も故郷へ帰ったらどうだ?」
「そんなに妾が邪魔なのか?」
ユウナが悲しい顔をしながらカイトの顔を覗き込む。
「嫌々違うよ。俺は後1ヶ月ぐらいでこの大陸を出て旅をするからさ、お前達の故郷も回る予定だからさ。だから、その時に合流って事にして、故郷へたまには帰ったらどうだ?」
カイトが一通り話を終えると、ユウナ達は悩んでいる様子で止まっていた。
「そういう事なら、妾は恐山〈おそれざん〉に帰ろうかの」
「それなら、俺らも鬼ヶ島に帰るか。」
そう言うと、3人は立ち上がる。
「もう出るのか?」
「あぁ中々に遠いからな。」
「めんどくさいな。」
めんどくさいと言いながらも、横顔は笑顔のグラン、ジンを見送ると少し広くなった部屋を見ながら、ユウナの方を向く。
「ユウナは、まだ大丈夫なのか?」
「妾もそろそろ出ようかの。じゃが、これを渡しとこうと思っての。」
そう言いながら、着物の中から通行証らしき物を取り出す。
「これは?」
「これは通行証じゃよ。これが無ければ、恐山は通れんぞ?」
なるほどとカイトは通行証を受けとる。
「そらじゃ恐山に来るのを待っておるぞ。」
ユウナは意気揚々と部屋から出ていく。
「レイシーは明日出るんだよな?」
「レイシーももう帰ることにするね?だから、ちゃんとレイシーの所にも来るんだよ?」
レイシーも元気良く部屋から出ていき、ついにはカイト1人になってしまった。
「レベッカはどうなの?」
「私は片時もご主人様からは離れません。」
レベッカの忠誠心に感心しつつも、カイトは宥めるように話す。
「家族がいるだろ?たまには顔を見せたらどうだ?」
「あんな奴はら親でも何でもありません。」
レベッカの目には怒りを感じることが出来、カイトはそれ以上は言うのをやめた。
「俺の背中はお前に任せた。」
「この身滅びるまでご主人様の盾となり矛となりましょう。」
2人はお互いの絆を確かめあった。




