旅立ちの予感
どうも最近雨ばっかりでジメジメしてやる気の出ない田中 太郎です。
バイクでツーリング行きたいと思いつつも雨で行けないので晴れて欲しいですな(白目)
よろしくお願いします。
カツカツと控え室へ向かい、カイトは暗い廊下を歩く。
ふっと目の前を見ると、自然と笑顔が出てしまった。
「どうしたんだケビン?」
「よぁ相棒。試合観てたぞ。」
ケビンが笑いながら握りこぶしを目の前に突き出す。
カイトはそれを見ると、笑いながら握りこぶしを合わせた。
「わざわざ観てくれたのか。ありがとうな。」
「お前何が最弱だよ。帝達を圧倒してたじゃないか。」
ケビンは笑いながらカイトに話し掛けていたが、いきなり顔が真剣な表情になる。
「だが、お前はちょっとやり過ぎたな。さすがに帝達も黙って終わらせる気はないと思うぞ?権力を駆使してお前を始末しに来ると思う。」
「まぁそうかもな。だが、来るなら俺は闘うさ。俺と家族の邪魔はさせない。」
カイトの表情を見ると、ケビンはまた笑いだした。
「どうだ?俺と一緒にこの大陸を出ないか?ある理由で俺はこの大陸を出るんだ。カイトも良かったらどうだ?」
「お尋ね者と旅するのか?中々に厳しい旅になるぞ?」
「それぐらいなんともないさ。カイトと一緒なら退屈もしなさそうだしな。」
男ばっかりで暑苦しいけどなと付け足しながら笑うケビンを見ていると、カイトは一緒に旅をしている風景を創造出来た。
とても苦しく
とても険しく
とても危険
だが、それ以上にとても楽しい旅になると確信を持てた。
「良いかもな。とても楽しそうだな。」
カイトがその一言を言うと、待っていたと言わんばかりに盛り上がる。
「カイトならそれを言ってくれると思ってたぞ!実はちょっと1人で行くのが寂しかったんだよ。」
「でも、お前家族はどうするんだ?一応貴族だろ?跡目とかは大丈夫なのか?」
カイトは当たり前の疑問をケビンにぶつける。
「あぁー。それは大丈夫だ。跡目とかは妹のララが継ぐから。それに多分俺は出ていったら死んだ扱いになると思うしな。」
少し悲しそうな声で話すケビンを見ると、地雷を踏んだかなと後悔するが、すぐにケビンは元気になり話しかけてくる。
「なら1ヶ月後にバトル帝国の西門で落ち合わないか?荷物とかは任せる。」
「1ヶ月後にバトル帝国の西門だな。わかった。荷物は無いと思う。それに無一文でもある。」
カイトが自信たっぷりに無一文を強調しながら話すと、ケビンは大笑いをしながら了承する。
「あぁ。全然無一文でも構わないさ。大陸を出たら使えないからな。適当にクエストで稼いで行けば良いさ。」
ケビンはある程度話終わると、またもや握りこぶしをカイトへ突き出す。
カイトは笑いながら握りこぶしを合わせる。
「「よろしくな相棒。」」




