強さの意味
どうも週始めなのに体がダルい田中 太郎です。
もう終わりが近いのでラストスパートをかけていこうと思いますので、誤字脱字がある可能性が非常に高くなると思いますが暖かい目で見てやってください。
よろしくお願いします。
「ご主人様大丈夫なのですか?」
レベッカは慌てながら、カイトのもとへ走る。
「俺は大丈夫だ。心配するな。」
カイトは出来るだけ優しい声で話す。
つい先ほどまで大暴れしかけていたレベッカの心を落ち着ける為にカイトは尽力を尽くす。
「俺はあいつらに聞くことがあるんだ。だから、殺すのは勘弁してくれ。」
「しかし!奴等はご主人様を!!」
普段カイトの意思を尊重するレベッカだが、今回の事に関しては引けない部分が多くあり、珍しく引かない。
「頼むよレベッカ。」
「はい。分かりました。」
カイトの頼まれて断れる訳も無く、渋々と了承する。
それを見たカイトは腰を抜かしている4人の所へ歩き出す。
「俺はあんたらに聞きたい事があるんだが良いかな?」
「あぁ構わない。答えれる事ならな。」
4人が首を縦に振るのを確認すると、カイトはずっと考えていた事を質問した。
「かなりの実力者のあんたらへ聞くが、強さとは何なんだ?」
「強さとは何かか。強さとは正義だ。戦いに勝てば正義だ。負けたら悪になる。この世界は強さが全てなのさ。」
その男は雄弁に尚且つ力強く言葉を紡ぐ。
「いいえ。強さとは権力よ。強さがあれば、多少のワガママでも通るのよ?強さがなければワガママは押し通せないのよ。」
その女は妖艶に笑い尚且つ自信たっぷりに言葉を紡ぐ。
「強さとは絶対じゃ。強さがあれば、敵に負けることは無くなり、勝つことが当たり前になる。強き者が勝ち、弱き者が負ける。これは世界の心理じゃ。」
その老人は悟り尚且つ世界を見つめ言葉を紡ぐ。
「強さとは楽園だ。強き者が多くの女を侍らせ、大金を掴み名声を手にすることが出来る。こんな楽園を手にいれるのは、強さがあっての話だ。」
その青年は高らかに笑い尚且つまだ見ぬ美女を求め言葉を紡ぐ。
「なるほど。それがあんたらの強さか。」
カイトは納得したような声で頷きながら4人を見渡す。
満足した顔をしながら振り返りる。
「よし!帰るか。」
「はい!」
レベッカが今日一番の笑顔を向けながら返事をする。
「悪いが、ジン達はアスラとかを背負って行ってくれるか?」
「まぁそれぐらい問題は無い。」
カイト達が踵を返し歩いて行く姿を4人は何とも言えない顔をしながら眺めていた。
余談ではあるが、その後は他の出場選手全員が自主辞退をしたのだ。
大罪の帝を圧倒するような使い魔を持つ彼と戦いたく無いのは当たり前である。
こうして学園別対抗戦は、カイト以外の選手が自主辞退をすることにより、カイトの優勝という微妙な終わり方をしてしまった。




