禁止と約束
どうもソフトバレーをしていて腰を痛めた田中 太郎です。
明日が金曜日で本当に良かった。
明日頑張れば2日休みだ!
次の話からまた話が進んでいきますので、ここは少々飛ばしても大丈夫です。
よろしくお願いします。
カイトがベッドで寝転んで休んでいると、ジンが〈ゲート〉から出て来た。
「カイト話があるんだが。」
「どうしたんだ?」
ジンの真剣な顔にカイトの姿勢も正しくなる。
「カイトの今日した鬼人化の重ね技はもう止めるんだ。」
「やっぱり駄目なのか?」
「あれは元々人間がする物ではない。それなのに重ねるのは自殺行為だ。」
カイトも薄々と気付いていたが、実際勝つには重ねるしか無かった。
「今日は〈人間道〉を使ったな?どの感情を失った?」
「あぁ。ある意味一番無くなったらいけない恐怖が無くなったよ。」
カイトがモンスターの大軍に突撃出来たのは強くなった訳ではなく、〈人間道〉を使った結果、恐怖を失ってしまったからなのだ。
「恐怖か。確かに一番無くなったらいけない感情だな。」
ジンが真剣な顔で悩んでいたが、いきなり笑顔になった。
「まぁカイトは心配してくれる女が沢山いるから、あんまり無理はするなよ?」
「なんの話だ?俺にそんなのは居ないと思うが?」
「まぁそれでも良いさ。だがもう重ね技はするなよ?その前に俺達を呼ぶんだ。」
カイトはジンの目にはアイリスと同じ心配するような目をしていた。
「分かったよ。次からはお前達を呼ぶよ。」
その言葉を聞くと、ジンは満足したのか〈ゲート〉の中へ帰った。
それと同時にアスラが入ってきた。
「カイト君。調子はどうだ?」
「俺ならもう大丈夫だ。」
カイトがあっけらかんとした態度で言うと、アスラもまた下を向いた。
今日は色んな奴が下を向くなーと軽く思っていると、アスラが話し掛けてきた。
「カイト君は怒らないのか?」
「俺が怒る?なんで?」
「私はカイト君に迷惑を掛けた。そのせいでカイト君は大変な目にあったんだよ?怒って当然だよ。」
泣きそうな顔をしているアスラを見て、カイトは溜め息を吐きながらアスラへ答えた。
「確かに大変な目にあったが、俺はあんな奴にアスラを渡すわけにはいけなかったからな。」
「えっ!?」
「でも俺はキースに勝ったから、アスラは俺の女になったって事で良いのかな?」
カイトが雰囲気を変えるために冗談を混ぜながら言うと、アスラは顔を真っ赤にしながらカイトの頬を叩いて部屋から出ていった。
「頬を叩かれるのも今日2回目か。」
ふっと笑いながらカイトはベッドへ横たわった。




