もう1人の鬼
どうも。現在特殊な免許を取っている田中 太郎です。
学科や実技があり、更新が遅れてますが本当にすいません。
頑張ります。
「うっ。ここはどこだ?」
カイトが眠りにつこうとするとグランが気絶から回復した。
「俺らのキャンプ地さ。それより、油断でもしたのか?1人に4人が負けるとはね。」
カイトはグランを、からかうように笑いながら言った。
「確かに油断してたのはあるが、それだけではない。あいつは鬼刀〈おにとう〉と竜刀〈りゅうとう〉を持っていた。」
鬼刀とは、鬼を斬るためだけに作られたとされる刀で、鬼以外を切りつけてもダメージは無い。
竜刀は、鬼刀の竜バージョンである。
「なんであいつはそんなん持ってたんだ?てか何故グラン達の正体に気付いたんだ?」
カイトが不思議がっていると、グランが重たい口を開いた。
「あいつは、夜叉〈やしゃ〉族だ。だから俺達の正体に気付いたんだ。」
「??その夜叉族ってのはなんなんだ?」
「鬼と人間の間に産まれた存在の事さ。それは伝説上の話だと俺も思っていたが、まさか本当に夜叉族がいるとは。」
「いたら駄目なのか?」
「駄目ってことはないが・・・」
まだ森の中で生き残っていたアイリス達は敵を目の前にしていた。
「おやおやまだ生き残りがいたとは。」
そうコヨーテである。顔は笑顔だが、声は背筋が凍るような冷たいものだった。
「お前は誰や?ワシらは、敵が1人じゃけて手加減はせんぞ?」
「気は乗らないけど、敵なら問答無用で倒すしかないね。」
「私は後ろから援護します。」
アボック
ニック
マリアの順番でコヨーテに対して一歩前に出ていたが、アイリスだけは違和感を覚えていた。
(なんかカイトに雰囲気が似てる?なんで?話し方も背格好も違うのに)
アイリスは決定的な物が分からずにモヤモヤしていると、コヨーテが呆れた顔をしながら首を振っていた。
「やれやれ貴方達はまさか4人で私に勝とうなんて思ってないですよね?それだったら俺は悲しいな。そんな奴らは痛い目に会わせるだけじゃすませんぞ?覚悟しろよ?」
段々と話し方が変わっていくコヨーテに一歩前に出ていたアボック達もさすがに後ろに下がった。
「夜叉族は鬼人化が使えるんだ。」
グランの言葉にさすがのカイトも止まった。
「後悔は学園でするんだな。鬼人化〈餓鬼道〉」
コヨーテは紅く光る目をしながらニヤリと笑った。




