親切心
昼にオムライスとカツカレーを食べて腹一杯の田中 太郎です。
また月曜から寒いらしいので、防寒対策をしっかりして、病気には気を付けましょう。
「なぁ静?これはどうなったら駄目なんだ?」
カイトは亀裂が入ったペンダントを、手に持ち静に話し掛けた。
「それは、割れたら強制転移が発動するからそうなったら終わりだ。」
「ふーん。割れたら駄目なんだな。俺も気を付けないといけないな。」
カイトはペンダントを服の中に入れ寝転がった。
「見張りはジン達に任せて静も休んどけ。」
静に一言言うと、目を閉じ休んだ。
「はい!これで4組めー。」
目の前にはペンダントを割られ強制転移が発動している生徒達が居た。
「くそー!ジンの奴は早いな。」
グランはジンがもう4組を倒したという報告に焦っていた。
「なになに?グランは何組倒してるの?」
「俺はまだ2組だ。」
「えぇー全然駄目じゃん。私なんて7組倒したよー。」
「「なっ!7組!」」
レイシーの予想以上の7組にジンとグランは驚きを隠せなかった。
「ほら私って飛べるじゃん?上で見つけてブレスで終わりだよ!」
ワイバーンのレイシーは飛べるので、飛べないジンやグランより多く倒せるのは明らかだった。
「でも俺らこんな事してて良いのか?俺達は見張りを頼まれたんだぞ?」
その中ジンが若干の不安を顔に出しながらグランとレイシーに聞いた。
「大丈夫大丈夫!見張りはユウナだけで十分だよ!じゃんけんで負けたんだからしょうがないよね。」
「カイトは〈鬼人化〉で戦えるようになったが、失うものが大きすぎるから出来るだけ戦わせたくはない。だから俺達が今のうちに減らしておくべきだ。」
そうジンやグラン達は、カイトが自分達の為に戦うのを知っているが、〈鬼人化〉には大きなデメリットがあるので戦わせたくはないのだ。
そこで4人が話し合い、1人が見張りで後の3人が敵の殲滅と決めた。
「さて。ここで考えてもしょうがないよ!もっと敵を倒していこう!」
レイシーの一言により、殲滅作戦がまた始まった。
その日学園は、前例の無いぐらいの早さで離脱してくる生徒の処理に大忙しだった。
「今年は、だいぶ暴れてるみたいですな。」
「確かにこれは異常な早さですね。そんな圧倒的なチームなんてありましたっけ?」
中年の先生達がぼやきながら生徒の処理をしているなか、カレンは冷や汗が止まらなかった。
(どういうつもりなの?これはカイト達の仕業に間違いは無いけど、どうしてこんなに暴れてるの?)
ジン達がカイト為に数を減らしているのを知らないカレンは、ついにカイトが暴れだしたと勘違いをしていた。
「あぁージン達楽しそうじゃな。何故妾はあそこでグーを出したんじゃ。見張り暇じゃ。」
ユウナの呟きが悲しく空に消えていく。




