カイト出陣
「パング島?なんだそれ?」
カイトはパング島が何か分からず、アイリスに聞き返した。
「貴方は本当に知らないの?ここは、危険度Aランクのモンスターが当たり前のように闊歩してるのよ。」
危険度Aランクのモンスター1匹で国が臨戦態勢となり、戦争していた国どうしが同盟を組むぐらいの驚異である。
「そんなヤバいやつらがウヨウヨしてるのか。これは下手に動かないようにして、助けを待つか。」
「そんな悠長な事を言ってる場合では無いわ!早く魔方陣に戻って帰りましょう。」
「でも魔方陣消えてるぜ?」
「えっ!?そんな・・・」
アイリスは、カイトの言葉を聞いて絶望した。
そんな絶望の中、更に絶望する事が起きた。
「なんかモンスターこっちに向かってきてね?」
「そっそんな!?はっ早く逃げないと!」
アイリスの言葉と同時に2人は走り出した。
「あっあそこの洞窟へ逃げましょう。」
アイリスが見つけた洞窟へ逃げ込むと2人は座り込んだ。
「ここもいつか見つかるな。何か案はあるか?」
「私の絶対防御で洞窟を囲うわ。でも高ランクのモンスターに囲まれてるから、良くもって半日ね。」
アイリスは案を出しながら絶対防御を張りながら冷静に分析した。
「言ってるそばから、もう外ではガンガン叩いてるぜ。」
「こっこんなに来るの!?半日ももたないわ!」
アイリスが顔面蒼白になりながら、カイトに迫った。
「あぁーこりゃ駄目だな」
カイトは頭をかきながら外へ向かった。
「貴方はどこ行くの!?死ぬ気なの?」
アイリスが慌ててカイトを止めた。
「ちょっと外の掃除してくるわ。」
カイトは当たり前のようにアイリスへ言った。
「貴方!外のモンスターは、AランクやBランクのモンスターよ?貴方ごときではすぐに殺されるわよ?」
「あっ俺多分終わった後は気を失うから後始末よろしく。」
「なっ何を言ってるの!?」
カイトはアイリスの忠告を無視し、外へ向かった。
「鬼人化〈餓鬼道〉」
カイトはニヤリと笑った。




