始まりの始まり
あの時を思い出す。
ちょうど一年前、家の近くの迷いの森で秘密の出来事を見られてしまってから変わった。
「っ誰だ!!」
見られてしまった。これは、忌々しき事態だ。だが見られてしまったからには、説得するしか無いな。
「出てきてくれ。話がしたい。」
ガサガサと音を立てて出てきたのは、30代半ばの女性が出てきた。
「出るからそんな殺気を飛ばさないでくれ。」
(今のは何なんだ!この少年のゲートから、人間が出てきただと?有り得ないっ!何者なんだ?)
少年の<ゲート>から男2人と女2人が出てきた光景を見てしまったことにより物凄い動揺をしていたが、見た光景の真実を知りたくて質問をぶつけていた。
「少年よ、先ほどの状況を教えてくれ。」
カイトは悩んでいた。この女性の質問をどう答えるべきなのかを。自分のこれからを考えながら、ポツリと話し出した。
「今見た奴らは、家族だ。他言無用だと助かるんだが。」
女性は、カイトの質問を聞いて、さらに動揺をした。
(家族だと?そんなことは有り得ないはずだ。少年の使った魔法は<ゲート>だぞ?生きている者は入れないはずだぞ?何故?)
女性の顔が困惑の色が濃くなってきた。その顔を見て、カイトは溜め息を吐きたくなった。
「色々考えはあると思うが、堪えてくれ。こっちも見られて慌てているんだ。」
「待て待て、さっきの人間達は誰なんだ?本当に家族なのか?」
女性は、カイトが慌ててると言ったのを無視して質問をしだした。