狂気
悲運のクジから時間は過ぎ、放課後になった。
周りのクラスメイトはペアになった人と集まり、互いに自分の戦いかたや戦術の情報交換をしていた。
「カイト・ワーノルド!こちらへ来なさい!」
カイトはどうしたもんかと悩んでいると、アイリスがクラス中に轟くような声でカイトを呼びつけた。
「私は貴方を許したわけではありませんよ。ですが、今回のペアになったからには、協力をしてもらいますよ。」
「協力?俺が何故お前に協力をするんだ?」
カイトはアイリスの上から目線に腹をたてた。
その結果2人の話し合いはうまくいかなかった。
「今年はこの魔方陣で合宿所へ転移させるのですか?」
「えぇそうですよフィン先生。」
若い先生達が、転送室で魔方陣の調整をしながら話していた。
「でも、まさか1ペアずつ転移させるとは手間がかかることをしますね。おかげでこうして残業ですねー」
「まぁぼやいても仕方がないですよ。さっと終わらせましょう。」
「そうですね。ってあれ?この魔方陣ちょっと違うような?」
2人で話をしながら魔方陣を調整していると、周りと違う魔方陣を見つけた。
「あぁーそれは生徒会長の所のペアだろ?あの人は強すぎるから、普通の所では駄目なんだよ。」
「なるほどね。納得したよ。」
2人が転送室から出ていくと、こそこそと1人入ってきた。
「ひひっ!これでアイリスは俺の物だっ!!」
混乱は止められない。




