怒りのアイリス
私は小さい頃から大抵の事は出来た
剣術
体術
魔法
その魔法の中でも防御魔法は群を抜いて得意で、10歳の時にはオリジナルの防御魔法を編み出し、国から2つ名を貰ったぐらい何でも出来た。
そんな私がハーベル学園の学園長推薦になるのは周知の事実だった。
実際何回もハーベル学園の学園長が家に来て何回も話した。
だけど・・・
「本当に申し訳ないんだけど、今回貴方は一般入学でお願いしたいの。貴方の学力なら問題は無いと思うので。」
「なっ何故私が学園長推薦では無いのですか⁈理解できませんわ‼︎」
「今年の1年は優秀な人材が多いの。
絶対防御のアイリス
喧嘩師のアボック
勇者のニック
慈愛の女神 マリア
沢山の候補は居たんだけど・・・」
アイリスの必要以上の追求にも答えるが、少しずつカレンの声が小さくなっていった。
「っで誰が学園長推薦なんです?アボック?ニック?マリア?」
「言いにくいけど、その中の誰でも無いのよ。」
「えっ⁈誰なんですか?凄い人なんですか?」
「えぇ凄い人よ。でも貴族の人間では無いから、ハーベル学園には一般入学出来るほどの学力は無いの。でも絶対学園に入れないと駄目なのよ。ごめんねアイリスさん」
アイリスが候補を挙げ、その中の誰でも無いと聞いてビックリした。
そして、学園長が凄い人と表現し、絶対に入れないといけないとまで発言させる見た事もない人間に戦慄した。
これでも、アイリスやアボック、ニック、マリアは史上最年少でAランクになれるとまで言われてるぐらいの実力があるのに、その中の全員を抑えて学園長推薦を手に入れた人間に戦慄するのは無理もない。
だが、実際の学園長推薦の人間を見て思った。
(確かに魔力量は群を抜いてるけど、それ以外はセンスの欠片も感じないんだけど?何故そんな彼が学園長推薦なわけ⁈)
アイリスの目線の先には、学園長推薦としての誇りも感じさせない態度で寝ているカイトが居た。
(これが終わったら、学園長に文句を言わないといけないわね!)




