雨の流星
掲載日:2026/05/02
<1>
海から聴こえた
めぐる生命の歌声
緑も機械もすべて腐っていく
空から聴こえた
終わりの眩い光
緑の糠星が飲まれるのはいつか
空から落ちてくる
恵と厄災、祈りと絶望
くるくる来る来る
パチパチ閃光
アチアチ線香
ポツポツ電光
果てから聴こえた
悲しみのアイロニー
飽くなき侵略者の墜落地点
濡れた宝の地図みたいに教えてね
<2>
遠くにいる
誰かの気配
まだ居る、世界に
遠くにいる
貴方の気配
まだ恋う、世界と
「伝えられないまま終わったあの恋も
貴方を守る選択だったの」
そんなこと後付けの言い訳だけど
嘘と言い切ることも出来ないよ
電車から眺める雲の果てが
白く光っている
街の明かりを乱反射させて
私の頬を伝うように
窓には雨が伝う
心の雨乞いを貴方がしたから?
「離れててもまだ好きでいれる
永遠の愛をここで誓うよ」
そんなものは存在しないから
また次の惑星へと飛んで行くだけ




