学園生活楽しくしたい
これは親友のミズキと恋人のクロナ、妹シロと僕アオイの楽しい冒険の話。
今日は4月6日ゼーベル学園の入学式。
ここは魔法や剣術を習うために454年前に設立されし学校。
今日から1年生の朝シロとミズキと一緒に支度していた。
「シロ、ミズキ朝ごはんできたぞ」
「「わかった」」
2人揃って朝から元気な返事をした。
「入学式って聞くと緊張するよね 」
ミズキは楽しそうに話した。
「今から緊張すると新入生の挨拶とか大丈夫か心配になるからやめてくれ」
「兄まさか緊張してる?」
シロは意地悪そうに話を振ってきた。
「まさか僕が緊張するとでも思ってるのか?緊張なんかしてたらこっから先やっていけないだろ」
しっかりと反論しておいた。
「それもそうだね」
ミズキも共感してくれたらしい。
ご飯を食べ終えてから家を出る支度を済ませた。
「「「いってきます」」」
3人とも揃ってその言葉を言ってから家を出た。
ゼーベル学園には2つの科がある。
1つは剣術科もう1つは魔法科
クラスは2つずつの系4クラスらしい。
1組2組は剣術科、3組4組は魔法科
「僕は1組だったミズキは?」
「同じ1組だったよ」
シロは魔法科のためクラスは確実に違う。
「私は4組だった」
1組と4組はペアクラスであり実習訓練の時必ず組むことが情報でわかっていた。
「なら安心だな」
「式会場はこっちみたい」
会場に行こうとした時ある人が声をかけてきた。
「すみませんそこの3人少し時間をください」
その人物にはあったことは無かった。
「すみませんどちら様でしょうか」
「私は3年魔法科ゼーベル学園生徒会長ゼーレと言います以後お見知り置きを」
礼儀正しい挨拶をされたので丁寧に返しておく。
「僕は1年剣術科アオイです」
「僕はミズキです。アオイと同じく剣術科の1年生です」
「私は1年魔法科のシロです。兄の妹です」
皆の挨拶が住んだ所で要件を聞いた。
「それで先輩はどのようなご要件でこちらに?」
「入学式の後皆さん生徒会室に来て貰えますか?」
時間もなかったので2人に確認した後答えを出した。
「僕は構いません」
「僕も」
「私も」
「入学式の時間も迫っておりますので失礼します」
そう言って入学式会場に向かった。
入学式が始まり学園長の挨拶も済んだ所で
「さて新入生の挨拶ビシッと決めてくるわ」
「行ってらっしゃい」
「新入生代表挨拶1年1組アオイ」
返事をして壇上にたった。
「本日は私達のためにこのような場を設けていただきありがとうございます。ゼーベル学園の生徒として日々研鑽し仲間と切磋琢磨しながら学園生活を送ることをここに誓います。以上として新入生代表の言葉とさせていただきます。」
壇上をおりて席に着いたところで入学式は終わった
入学式が終わったところで皆が教室に向かっていく中アオイたちは生徒会室へ向かった。
「失礼します」
と言ってから扉を開けた。
そこには生徒会長の他にも5人ほど人がいた。
「来てくださいましたね名前などはもう伝えてあるからこっちの紹介だけして要件を言いますね」
「私は3年魔法科生徒会副会長のサクラです」
「俺は3年剣術科生徒会書記のユウトだ」
「僕は2年剣術科生徒会役員のミナトです」
「私は2年剣術科生徒会役員シオンです」
「僕は剣術科の授業担当しているベルです」
皆の挨拶も終えて要件が言われた
「要件は1つ単刀直入に言います皆さん生徒会に入ってください」
3人揃ってびっくりしていたが皆考えてる事は同じだった。
「「「お断します」」」
「皆さん断るのですか?先生どうにかしてくれません」
何故かまだ勧誘は続いていた。
「無茶言わないでください」
「先生と先輩たちはどうして僕たちを選んだんですか?こたえによっては検討します」
ミズキとシロも同じ考えのようだった。
「理由は大きく2つ1つは入試成績満点があなたたち3人のため毎年トップの成績の人が入るのですが何せ今年は3人いるので皆さんを誘いましたもう1つは学園長の推薦です」
それを聞いた瞬間入ることが確実になってしまった。
学園長の言葉は絶対を意味しているためである。
「わかりました。僕は生徒会に入ります」
「兄が入るなら入る」
「僕も入ります」
こたえたあと生徒会室を出て教室に向かった。
シロが4組に入っていった。
「入学初日にこんなことになるなんてね」
「ミズキは気楽だなー」
「そうでもないよ楽しみなだけ気は乗らないけどね」
そう言いながら教室の扉を開けた。
授業前のため皆席に静かに座っていたのでアオイたちも席に着いた。
席に着いた後先生が現れた。
「本日から1年1組の担任になりましたベルです。皆さんよろしく」
まさかの生徒会室であった先生は担任だったらしい
「今日は挨拶くらいだが明日からは授業もしていくからよろしく。では解散」
そう言って先生は教室を出た。
「アオイこれからどうする?」
「ひとまずシロと合流するか」
そう言って4組に行くとシロは囲まれていた。
「シロちゃん可愛いー」
「シロちゃんがこっち向いてくれた」
と喜びの声を出してる人もいれば
「キャー」
と悲鳴に近い声を出してる人もいた。
「なんだあれ」
「さあー」
「あ、兄とミズキ」
そう言った瞬間視線がアオイとミズキに向いた。
「あの人確か新入生代表挨拶言ってた人近くで見るとイケメン」
「隣にいる人もかなりイケメンじゃない」
「美男美女兄弟すぎる」
なんだか色々言われているが無視して
「シロ帰るぞ」
「ベーカリーハウス寄って帰りたい」
「いいね行こうよ僕あそこのクロワッサン大好き」
「私もあそこのクロワッサン大好き」
ベーカリーハウスに向かって歩き出した。
ベーカリーハウスは家の近くにありお手頃価格で美味しいパン屋さん。
「すみませんクロワッサン3つください」
「少し待っててくれたら焼きたて用意するけど」
「待ちます」
そうして椅子に座っているとゼーベル学園の制服を着ている女子生徒が来た。
「すみませんクロワッサン1つください」
「焼きたてが良ければあと少しで用意できるけどどうする?」
「もちろん待ちます」
そう言って彼女は隣に座ってきた。
「クロワッサンやっぱり人気だね」
「シロが昨日20個買って食べたからだろ」
「え、20個全部昨日食べたの?」
「あなたたちもクロワッサン待ちですか?」
彼女が声をかけてきた。
「そうです」
「あなたたちゼーベル学園の制服着てるけど何年生ですか?」
「1年生です」
「私も1年生名前はクロナよろしくお願いします」
「アオイですよろしくこっちは親友のミズキこっちは妹のシロ」
挨拶していると香ばしいいい匂いがした。
「あらなんだか楽しそうなことしてるわねサービスでクロワッサン1つずつおまけしちゃうわ」
「「「ありがとうございます」」」
シロとミズキとクロナは元気よく挨拶していた。
「じゃあありがたく貰います」
出来たてのクロワッサンはサクサクしていて美味しかった。
「そういえばクロナってどこのクラス?」
「1組ですよあなたたちと同じですよ」
そうして話している内にとある話題になった。
「クロナは一緒にチーム組む人とかいる」
アオイがクロナに向かって聞いた。
「いえ、特には決まってません」
「なら4人組一緒に組まない?」
ゼーベル学園の実習は4人1組
「ええいいですよ」
これでチームが揃った。
「これで悩みの種消えたねアオイ」
「悩みの種?」
クロナは聞き返した。
「彼あと一人どうするか迷ってて入りたいって言う人全員断ってたから」
「それを聞いて私入っていいかすごく不安なんですけど」
「大丈夫ですよ何か言ってくる人は私がバッサリ言ってやりますよ。クラスは違うけど」
「それじゃあ私の家ここだから明日からよろしくお願いします」
「ここって私たちの家の隣だね」
「え、そうなのですか」
クロナは今日1番驚いていた。
「ミズキさんはどこら辺に住んでいるのですか?」
「僕もアオイたちと住んでいるよ」
「え?」
クロナはさらに驚いていた。
「僕がアオイたちと住んでる理由は色々あるけど1番の理由は楽しいからだね」
ミズキとシロは楽しそうに話していた。
2人とも楽しそうでアオイも嬉しかった。
「それじゃあ改めてまた明日」
「また明日」
そうして楽しい学校生活が始まった。
これはアオイ達の学園を舞台にした冒険の話