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貧困少女と優しいおじさん

作者: 冬の夕方


「嬢ちゃんこれ食べなよ」

と中年の男は優しく芋を少女に渡した

1日何も食べてなかった少女は喜び感謝して喜んで芋を受け取った


「おじさんは食べないの?」

食べながら少女がそう訪ねると男は

「君が幸せなら僕はお腹いっぱいだよ」

そう言うと男は去っていった


次の日また彼は少女の前に現れた

「嬢ちゃんご飯食べたかい?」

中年の男は優しく尋ねた

少女が首を振ると彼はパンとリンゴを取り出し少女に渡した


少女は感謝して受け取った

パンとリンゴを食べ終わると少女は彼に尋ねた

「なんで私にご飯をくれるの?」

彼は笑顔で答えた

「君が幸せになってほしいからだよ」

彼はそう言うと去っていった


後日少女が買取屋からパン屋へ向かう途中、街を歩いているとあの中年の男を見かけた

女性と喧嘩していた。もう離婚するとか言っていた


後日またあの中年の男が少女の前に現れた

「ご飯は食べた?寒くない?」

少女が「パン食べたけどちょっと寒い」と言うと彼は自分の上着を貸した


「おじさんは寒くないの?」

少女が聞くと

「ちょっとね」

とおじさんは答えた


普段優しくして貰った少女は彼への日頃のお礼に彼を自分の家に招き入れることにした

男性は少し悩んだが少女の家にお邪魔することにした


その家は机や椅子どころか調理器具すらない

家の中に少女以外生活している様子はない


少女は街で見た彼と彼の奥さんのことを尋ねた

彼は笑顔で答えた

「君がいるからいいんだよ」


彼はドアを閉めた


少女は小さな体を揺らし顔を赤く染めた

この少女の別の短編ストーリーあるからみて欲しい

母親殺しの大蛇と少女は魔女に頼んだっていう話

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