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7.5話

「ずるい?」

「な、なんでもないでしっ!」

「でし……?」


 そわそわ、そわそわそわ、顔が紅潮したままのミスティアはどこか落ち着きがなく。


「わ、わたひの。へ、部屋はここですか!?」


 話す言葉を完全に崩しながら寝室の扉を指差し、アプロに問いかけるミスティア、すぐに渡された鍵を受け取ると慌てた様子で扉を閉めようとしたが……。


「何言ってるんだミスティア」


 ドンッとアプロは閉まる扉に片足を挟み引き留めた。


「え、え!?」

「寝るにはまだ早い」

「ちょ……ちょっと!! まだ心の準備が……!?」

「心? よくわからないけどこのままじゃ寝れないだろ、行くぞ」

「ふ、ふええええ!?」


 ミスティアの手をアプロはぎゅっと掴み、入ろうとした部屋からアプロは連れ出すと、疲れた身体を癒やす為にある場所へと連れて行く事にした。





        ◇    ◇    ◇





 ……小さな岩が円を作るように並び、その中に1つの湯船がある、周囲が見えないほど霧のような湯気に囲まれ、ミスティアは肩まで銭湯に浸かっては脱力した声を出す。


「てっきりアプロさんがえっちな事をするんじゃないかと……勘違いしてた私が恥ずかしいです……」


 装飾の草むらに取り付けられた湯を溜める『ししおどし』、筒の片方がカポンと鳴ると大勢の人が入れるほどに広い岩盤の湯に響く、辺りには誰もおらず完全にミスティアの貸切状態となっていた。


「……あれー、ミスティアじゃん」


 と、そこへ1人の女性が更衣室の扉を開ける、全身にタオルを巻いた姿でミスティアに声をかけると、ミスティアはすぐに『円卓の卓が無くなるほど多い騎士団』、その最前線で活躍している冒険者と気付く。


「あっ、こんばんわです!!」

「あれから私達のパーティ抜けて頑張ってるみたいじゃない、なんでも駆け出しダンジョンのボスを倒したって聞いたわよー」

「はい! でもそれはアプロさんが……」


 髪を結び、谷間を露出するタオル姿のミスティアは湯船に入る女性冒険者を見てしゅん、とした顔を晒して落ち込んだ。


「あの、どうやったら強くなりますか……?」


 アプロに迷惑はかけたくない、だから同じくらい強くなればパーティメンバーとして戦力の1つになれる、そう考えたミスティアは自分の実力の低さをどうするべきかと悩んでいた、一緒にうーんと悩む素振りをした女性は、何か閃いたのかパンと両手を合わして。


「わかった! 私がミスティアを強くする為の特訓をしてあげるってのはどう?」

「えっ、いいんですか!?」

「全然いいわよー、だって私達友達じゃないの!」


 その女性の言葉にミスティアは嬉しそうな顔をして明るく振る舞う、そもそも貴族出身のミスティアには友達らしい友達が1人もおらず、周りからはいつも余所余所しい態度を取られていた。


 本当の友達が欲しい。

 仲良く話したい。


 夢を語り合える仲。

 笑い合って楽しい日々を送る。


 ミスティアにとって何を要求されても『友達同士なら当たり前の事なのだろう』という認識は崩れる事がなく。


「ぜ、ぜひよろしくお願いします!」


 と女性冒険者に頼み込んだ、しめたと思った女性冒険者はミスティアなら楽な条件だろうと多額の要求をする。


「じゃあ、特訓費と武器に……授業料も合わせて200ぺクスね」

「はい! 服のポケットにお金が入ってますので!」


 愚直にミスティアは感謝の言葉を述べた、それを受けて黙ったままの女性はニヤリと口角を上げ、湯船から更衣室へと移ると言われた通りミスティアの服をあさり。


「バカねー。おっ、これも頂くわ」


 ミスティアのお金とパーティカードを懐にしまい、その場を立ち去る。


「アンタが団長の誘いを断ったのが悪いんじゃないかしら……フフフッ」



 ――。

 ――――。



「ふー、なかなか良い銭湯だったな」


 上半身に湯気を纏いながらアプロは銭湯『ぽかぽか温泉』のロビーにある腰掛け椅子に座って一息つくと、何故かタオル姿のミスティアがバタバタとこちらへ向かって走ってきた。


「た、たたたた大変ですアプロさんー!!」

「服を着ろ」

「ペンダントとパーティカードがないですううう!!」

「とりあえず服を着ろ」


 バタバタと助けを求めてきたミスティアをサッとアプロはかわし、壁に激突したミスティアはドターンと音を立てて転ぶと鼻血を出して今にも泣きそうな顔でアプロを見上げた。


「なんで避けるんですかあ……」

「タオル姿の女性がこっち向かってきたら普通に怖い」


 冷静に言い返したアプロはまずミスティアに服を着てもらおうと、女子更衣室へ迷わず入っていこうとするが番台に立つ呆けた店主に二度見される。


「アプロさんも大概ですう」


 驚くミスティアと店主はお互い目を合わせ何故か少しの間沈黙すると、ミスティアの服を持ったままアプロは戻ってくる。


「ほら、着ろ」

「こ、ここじゃ着れないですよ!!」

「じゃあ更衣室で着るか」

「なんでアプロさんも入ろうとするんですか!!」


 犯人について聞きたかったアプロは、更衣室の中でミスティアに尋ねようとしたが軽いビンタを1発喰らい、仕方なく女性更衣室の入り口に立ち少し大きな声で会話を始めた。


「さっきの話してた人じゃないのかー!?」

「あの人は友達ですよお」

「お友達以外、浴槽に誰かいたのかー!?」

「いないですうーっ」

「じゃあそいつが犯人で間違いないな!!」

「だから入ろうとしないでください!!」


 杖をビシッと投げつけられながらも、友達じゃないから盗んでるんだと思うがとアプロは心の中で思い、ミスティアが納得する答えを模索した。


「だったら確かめてもいいんじゃないかー!」

「私のな、何を確かめようとしてるんですか!!」

「違う違う、友達についてだ!! 俺たち円卓の騎士団員がよく集まる場所は――」

「……あ、広場ですね! すぐに行ってきます!!」

「お、おいミスティア!!」


 ミスティアは服を着終わるとすぐに飛び出し、扉に思い切り激突するも、イノシシのように壊れた扉を無視して進んで行ってしまった……。


「先に行くなよ……」


 すぐにアプロは追いかけようとしたが、黙ったままの番台に肩を掴まれ、壁の補修費が書かれた請求書を手渡される。





        ◇    ◇    ◇





 古く老朽化し、もう水の出る事のない噴水を中心に取り囲む家々、中央国で一番人も通らない広場は円卓の卓が無くなるほど多い騎士団の溜まり場となっていた。


「――バカは騙して利用するに限るわねー、これで当分金に困る事はないわ」


 ミスティアのペンダントを身につけ、鼻歌交じりにお金を数える女性冒険者と、悪そうな顔で噴水の縁に座る約20名の冒険者達、彼らはミスティアをカモとして扱い、ギルド、騎士団からの報酬に加えた多額のペクスを入手していた。


「へへ、こんだけ集まりゃそろそろ冒険者をやめてもいいな」

「あいつの家は金持ち貴族らしいから、なんか弱みでも握ってやればもっと儲かるんじゃない?」


 2人の悪そうな冒険者が笑いながら言う、彼らはミスティアを最前線で戦わせてあげると約束しておきながら金品を要求し、決して彼女を最前線に立たせる気はなかった。


 それはミスティアを友達と思っていて、危険な目に遭うからという優しさではない。


「お前らは"友達"だからな、うまい事聞き出してやれよ」

「やだやめてよ、あんなバカそうなエルフ、ただのカモでしょう?」





「……ぜ、全部、騙してたんですか?」


 ミスティアは広場に着くなり、冒険者達の話を耳で聞いた、元々エルフ族は聴力に長けていて、その距離は普通の人間が20歩ほど歩いた場所からでもしっかり聞こえるほどである。


 だからあの時、ギルド内でロザリーが大声を出した際にミスティアからしたら一瞬気絶するほどの大音量に感じていた。


「あ、あの! お金はいいですからパーティカードだけ返してください!!」

「わかったわかった、返してあげるわ……よ!!」


 思い切り遠くへ投げると、1本の観葉樹にガサガサと引っかかり、ニヤニヤとバカにしたような笑みを浮かべる冒険者達。


「あーあー、ひでえなお前」

「あんまり虐めんなよ、可哀想だろー」


 それでもミスティアは彼らを恨む事なく、迷わず木を登ろうとしたが。


 ドサッ!!

 上手く登れず手を滑らしたミスティアはお尻を強く打つ。


「おーおー大丈夫かミスティアー!!」

「100ペクスくれればそんな木、切り倒してやってもいいぜ!!」


 茶化してくる彼らを見ようともせず、よーしもう一度と気合を入れてミスティアはまた木を登ろうとする。


 ドサッ!

 ドサッ!!


 何度落下しても。

 爪が割れかけて血が出ても。


 露出していた肌が細かい枝に傷つけられても、ミスティアは立ち上がり、枝に引っかかったパーティカードを取ろうとしていた。


 彼らを恨む事は一切ない、むしろ騙された自分が悪いとミスティアは思っていた。


 その行動に苛立ちを覚えた女性冒険者は必死に木を登ろうとするミスティアを服を後ろから掴み、引き剥がしては地面に倒れさせ、何度も高そうな靴でミスティアの身体を足蹴りする。


「い、痛いです、やめてください!!」

「腹立つのよ、態度、言動全てがいい人ぶって! 聖人にでもなったつもり!?」

「痛い!!」


 ミスティアは誰よりも弱い。

 でも誰よりも優しかった。


 だから足蹴りされても、友達としてまだ彼女と仲良くなりたかった。


 それが出来ないから。

 叶わなかったから。


 自分を追い詰めたミスティアはとうとう泣き始めてしまう。


「泣けば済むと思ってんの? この、この!! 能無しエルフが!」


 そう言って木を思い切り足で叩き、落ちてきたミスティアのパーティカードを拾った女性冒険者は真っ二つにする為に力を込めてカードを引きちぎろうとする。


 千切れてしまえばパーティカードの効力は失われ、アプロのカードが紛失している以上、今組んでいるパーティは存在しない事なってしまう。


 そうなればアプロは契約の楔による『死』が訪れる、それだけは避けなければならないとミスティアは直感して叫んだ。


「そ、それに触らないでください! お願い返して!!」

「友達もパーティも、貴方の大切なモノは全て私が壊してやるわよ!!」


 見る見るうちに変形してしまい、急いで起き上がったミスティアは女性冒険者から必死に取り返そうとするが。


「このっ……!!」

「きゃっ!!」


 元々最前線であり、前衛を担当する女性冒険者に力で叶う訳がなく再び暴言と共に足蹴りされる、それでもミスティアは殴り返す事なく、もう一度飛びかかって取り返そうとするが、他の冒険者の手によって引き剥がされ、バタバタと踠きながら泣き叫んだ。


「お願いします、返してください!! そのパーティカードが破れたら……私は……!!」

「アプロアプロって、居てもいなくても問題ないパーティのリーダーに随分入れ込んでるじゃない」

「アプロさんは……自分の目的より仲間を大切に出来る素晴らしい人です!! 私からお金を求める事もなく、弱くて泣き虫の私を可哀想だったからと言ってパーティに誘ってくれたんです! それだけじゃなくて、他の冒険者を守るためにボスにも1人で立ち向かってくれました!!」


 ミスティアが感じたアプロへの思い……。


 最初は楽しいパーティを作るという『行動』。

 次に自分を認めてくれたあの優しい『言葉』。

 最後にこの人に認められたいという『恋心』。


 それら3つがアプロに惹かれた理由だった。


「そんな凄い方と比べたら私なんて弱くて……魔力も平凡で……剣術も体術も何もかも平凡で! 何も取り柄のないどうしようもない無能です!! ……でも!!」


 ミスティアは一度決めたら滅多に曲げる事はなく。


「私は……あの人を護りたいッ!!」


 涙を流しても強い信念を持つ、強いエルフだった。


「はっ! だったら今すぐ貴方を殺して、アプロも連れて行ってやるわよ!!」


 剣を抜き、ミスティアに斬りかかろうとした女性冒険者だったが――。





「……悪い、壊れた扉の修理代が払えなくて閉店作業手伝ってた」


 振り下ろされる寸前のところで剣は何故か止まり、その剣を掴んで止めたのはアプロだった。

 

「なに? 邪魔するなら先に貴方から……がっ!!」


 アプロが手を離すと掛け声と共に再び斬り掛かってきた女性冒険者、振り払うように軽く水平に振ったアプロの拳は顔面にクリーンヒットし、歯が1本ポロリと抜け落ちる。


「歯……歯が! 私の大事な歯をど、どうしてくれるのよ!?」

「歯? 歯なんて魔術師にお金かければ直せるだろ、でもな――」


 アプロは完全に怒っていた、鎧を着た女性冒険者ぐっと片手で持ち上げると。


「ミスティアが負った心のキズは、魔法やお金じゃどうにもならねえんだよ!!」


 激昂し、アプロは女性冒険者を地面に頭から叩きつけた、その後気絶した女性冒険者はピクピクと動かなくなり、周りの冒険者達は驚いた反応を示す。


「て……てめえ! ふざけたマネしやがって!!」

「今ここでやっちまうぞ!! 俺たちはこの街で一番有名なパーティ! 円卓の卓が無くなるほど多い騎士団なんだぞ!!」


 円卓の騎士団員達はすっと刃物を取り出し、複数人でアプロを取り囲むが焦り顔1つアプロは浮かべず、眉をつり上げながら冷淡に言葉を吐く。


「だから虐めて、金を奪って泣かせるのか、お前らパーティの根底を間違ってるんだよ」

「「んだコラァ!!」」

「冒険を通じて楽しい思い出を共有して、忘れない記憶を作るんだろ。仲間は利用したり泣かせるものじゃない」


 諭すかのようなアプロの一言にぶち切れた20名余りの冒険者達は剣を抜き襲いかかった、まず最初に掴みかかろうとした男の両手を一瞬の動作でかわし、膝蹴りを一撃すると悶絶した男が崩れ落ちる、次に背後から縦切りしようとした男の手を素早く振り返って掴み、剣の動作を止めた後ハイキック一閃。


 まるでカンフー映画で1人が複数人を薙ぎ倒すかのように、剣を抜かず戦うアプロの流れはスムーズで無駄がなかった、1人2人と倒れていき、しばらくしてからそこに立っていたのは軽い運動をしたかのように汗を少し流し、余裕綽々の表情を見せるアプロだった。


「う、ぐ……」

「かは……化け物かよ、こいつ……!!」


 戦いは終えたアプロは倒れた冒険者達に一言添える。


「人間だよ、あんたらと違って最後尾だったけどな」


 女性冒険者の握っていたパーティカードをミスティアに返したがアプロの怒りはまだ少し収まっておらず、ムスッと拗ねた顔をする。


「ありがとうございます……って、あいたっ!」


 服はボロボロ、身体の至るところにスリ傷がついていたミスティアを見て、アプロはため息を1つしてからおでこに軽くデコピンをした。


「ど、どうして叩いたんですかアプロさん!!」

「……ひとりで解決しようとするな、ミスティア」

「ふえ?」

「俺をもっと頼れよ、仲間なんだからいくらでもさ――」


 俺がいくらでも守ってやる、自分で言って恥ずかしくなったアプロはそれ以上何も言わず、腕を前に組んでそっぽを向くと、拗ねたアプロの正面に回り込むミスティア。


「アプロさん!!」

「アプロさん今怒ってる」


 クルリとまた背中を向けるアプロに回り込むミスティア、回り込んできてはそっぽを向く、アプロはその行動を何度も繰り返していると、鼻で笑い背中を向けるのをやめ、ミスティアの話を聞く事にした。


「私、このパーティで頑張ります!!」


 はっきりと言うミスティアの目はとても綺麗で、真面目だった、本当に俺と同じくらいバカで決めた事に真っ直ぐなんだなとアプロは思い。





「まあ適度にな、俺はミスティアがいないと駄目な状態になってしまったし」


 俺はミスティアがいないと駄目な状態になってしまった。

 俺はミスティアがいないと駄目な状態になってしまった。

 俺にはミスティアがいないと駄目なんだ。


 ミスティアにしかわからない解釈をすると、両耳を虫の羽音のようにブブブブと鳴って高速に上下して頬を赤くする、それを見てアプロは首を傾げ不思議そうに心配した。


「……熱でもあるのか?」

「い、いえ!! ま、まずはパーティランクを上げましょうね!!」

「ああ……さてと、コイツらがまた立ち上がって襲ってくる前に帰るとするか」

「あ、でしたら待ってください!」


 優しいミスティアは彼らを見捨てる事は出来ず、全員に意識があるかしっかり確認をして大けがをしてないか傷を見た、汚く汚れた服、割れた爪から血が出ていても自分ではなく他人を最優先するミスティアのその姿にアプロは。


「……仕方ないなあ」


 と、ミスティアの側に駆け寄り何か出来ることはないかと尋ね、2人で倒れた冒険者達の治療に当たった。



 謎の商人……。

 そして契約の楔。


 Sランクになったパーティが得られる幻の”秘宝”とは?



 全てを知るのんびりとしたぬるーい冒険は今、始まったばかりである……。

【良ければご感想をお願いします】

序章はここで終わりです、ここまでお読み頂きありがとうございます。


ブックマーク登録と広告下にある【☆☆☆☆☆】を1つでも良いので応援ポイントを入れて下さると、制作モチベーションに繋がりますのでよろしくお願いします!


ご感想もぜひぜひお待ちしております

完結まで頑張っていきますねー!

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