登場人物紹介
【ジャンク屋・株式会社グリムシェイド】
とある都市の外れに居を構える零細企業。
戦場から鹵獲・拾得した機体やパーツを独自に改造して売買を行い、経営している。望月重工が密かに出資しており、違法すれすれだったり試作品だったりのテストを行わせているとも言われているが、真偽は不明。望月重工仕様のアルトクルセイダーが秘密裏に搬入されている事もあるとかないとか。
元々は社長が縁故のある技師を集めた技術者集団で、変わった装備などを作らせるための望月重工の完全子会社である。そのため、元々ピーキーなパーツが多く、売り物にもならないで死蔵されており、それらを上手く使いこなす調達部隊とは相性が良かった。
人員構成=社長、秘書AI、技師と整備士20名、調達部隊4名の計25+1。
所有機体=スノウホワイト・ロストハート(解体済)
ファントムハウンド・リベリオン
ニーズヘッグ・ルミナス
シンダープリンセス・ミヤビ
エンヴィエンプレス
月蝕石
アトラス(牽引機・非戦闘機)
ジャバウォック・リーパー(焼失済、設計図のみ)
アルト・バリスタ(本社防衛用)
ポラリスセイバー(本社防衛用・解体済)
アルト・クルセイダー(リース)
整備用エグザマクス・ロイロイ・重機 数機
調達部隊=4人小隊のハイエナ。
個々の能力は高いが、正規軍のような規律行動に向かない者たちの集まり。それぞれピーキー気味の機体を駆り、戦場をかきまわす。グリムシェイドの代名詞となり、単にグリムシェイドと呼ぶ場合は、通常この小隊の事を指す。
【調達部隊リーダー】
アリス・ピルグリム・ヴェンデッタ
Alice Pilgrim Vendetta
(女性・17歳程度)
使用機体=ムーンクォーツ、エンヴィエンプレス
『灰のように真白に綺麗に平らげるのが私のプライドだ!』
名前なき復讐者。戦争孤児が少年兵としてオンボロのエグザマクスに放り込まれ、そして敗戦濃厚となった際に用済みとされ、自爆させられた経歴をもつ。その際、自爆装置が半端に爆発し、半死半生を彷徨ったが、望月重工の治安維持部隊に保護され、奇跡的に生還。望月重工の保護施設を経由して治安維持部隊に配属されるも、気性の荒さと度重なる服務規程違反により除隊処分、その後伝手をたどってグリムシェイドに潜り込む。その頃のグリムシェイドはまだ調達部隊を組織できておらず、いわゆるスカベンジャーだったが、彼女の加入以降、積極的な調達により業績向上に向かった。
年齢は不詳で、登録年齢は身体付きなどから推測した数値。アリスの名は望月重工の保護施設でつけられ、ピルグリムとヴェンデッタは自称のため、本当の名前は不明。アリスと呼ばれるのを嫌い、リーダーやピルグリムと呼ばせる。
コードネームは機体名称から取ったスノウ/雪鬼。
月蝕石に乗り換えてからは死神/リーパー。
パイロット技能はすこぶる高く、高機動機体を難なく乗りこなす。弾をばら撒くのが性にあっており、アサルトライフルを好んで使用し、補完的にレーザーライフルやミサイルを携行する事が多い。近接戦闘の堪は悪くないが、天才というほどではなく、残弾がなくなった際のお守り程度でマテリアルブレードを持ち合わせるのみ。単機で戦場を駆け抜け、生き残ってきたプライドがあり、生き汚く、しぶとく、がめつい。
神無冬舞という男に因縁があり、復讐のためにその影を追い始める。その際、ナンバーズという組織の事を知り、復讐の助けとなれば良いと思った末に加入を申し出た。ナンバーズでの通称は1(エース)。コードネームをピアレス・エース=比類なき撃墜者と名乗る。
【サブリーダー】
東雲シノノメ・竜貴タツキ(女性・22歳)
使用機体=ニーズヘッグ・ルミナス
『戦場では計算外の事が多すぎる。でも、それが楽しい』
グリムシェイドにて技師をしていたが、アリスの加入後に調達の牽引役として連れ出され、臨時調達部隊に。そのまましばらくいるうち戦闘技能が開花し、最終的に調達部隊に転向した理知的な女性。機体・兵装設計も手掛け、調達部隊機の細かなメンテ指示などもこなすほか、改修プランなどを計画する。技師の面々からは可愛がられており、横暴なアリスに対する愚痴を一手に引き受ける役でもある。この人なくして調達部隊の安定無し、の人物。社長にも一目置かれている。
良家の子女らしいが、女児であること、後に跡継ぎが産まれたことから、家をでたらしい。家のことは語りたがらない。
志向としては超火力を好むが、火力一辺倒であるリスクは理解しており、機体としてはバランス型を求める事が多い。また、長く牽引役を担っていたため、重厚長大な機体を駆る事が多く、繊細な操作技術も持ち合わせているので、見た目によらず技巧派。狙撃の成功率もなかなか高い。
コードネームは名前から取ってドラグーン/竜。
パイロット適性は遠近両用、狙撃もこなすし格闘戦もできるオールラウンダーだが、場合によっては器用貧乏ともなりうる。立ち位置としては後方支援型に徹することが多いが、ニーズヘッグに乗り換えてからは、牽引役も外れたため、作戦によって前衛後衛を切り替え、穴を埋める役割を果たす。ルミナスに改修したことにより、半大型化し超火力も備えた機体となったため、愛機にいっそう愛着が湧いたとか。狙撃行動あとは火力を速度に変換した高速突撃からのビーム・物理斬撃を見舞う。
【切込み隊長】
クラリス・望月・ハンマーヘッド
Claris Mochizuki Hammerhead
(女性・15歳)
使用機体=ファントムハウンド・リベリオン
『障害?切り伏せれば問題ないでしょ』
戦争孤児。望月重工によって名付けられ、ファミリーネームはアリスから送られたものを自称。赤ん坊の頃から望月重工の保護施設育ちのため、外界から来たアリスを珍しく思い、いつしかその背中を追うようになっていた。アリスが治安維持部隊所属になり、その後クラリスも志願して戦場へ。戦場で踊るアリスを見て、閃光の如き衝撃を受けた。名前の由来は、クラリスの戦闘状況を見たアリスから飢えたサメのようだと言われたのが語源らしい。アリス除隊後もしばらくは治安維持部隊に所属していたが、多額の給与を借金の返済として返還、依願退職し、グリムシェイドに移籍。その後は調達部隊所属となる。アリス、本人ともにアリスの妹分であると認識されている。アリスをアリスと呼んでも、唯一銃を向けられない存在。
コードネームは機体から取ったハウンド/猟犬。
パイロットとしては近接戦闘に秀でているタイプ。高機動型を乗りこなすに十分な才を持ち、志向として銃火器よりも鈍器や刃物を好む。本人いわく、こっちのほうが手に馴染む、らしい。近接武器はなんでも使えるが、防御もできる大剣などを携行することがおおい。魔剣入手後はほとんどそれのみを使用。銃火器は扱えるが、適性は格闘戦にあるため、高機動回避型に特化していった。直感に優れており、不意打ちには耐性があるが、狙撃への対処だけは下手。
マクシオンのパーツと相性が良いため、魔法兵装なるものにも適性があるのではとは、社長の言。
【狙撃手】
ビアンカ・マギアマキナBianca Magia-machina(女性・13歳)
使用機体=シンダープリンセス・ミヤビ
『ふぁぁ…おねむだわ。みんな、弱っちすぎるのよ』
望月重工から秘密裏に託された詳細不明のお姫様。何処かの国の強化人間だとか、亡国の姫だとか言われているが、真相は社長だけが知っている。
世間知らずでわがままで自由気まま。ちょっと抜けているが、憎みきれないおっとり系。彼女の希望と適性から新設された機体もカラーリングや造形が可愛くないと、改修をご所望していた。丁度よくマクシオン機体を鹵獲したため、フルドレスからミヤビへ改修を実施し、当人は満足げである。不思議と調達部隊チームとは馬が合うらしい。アリスとは主人と犬、竜貴とは姉と妹、クラリスとはライバルの関係っぽい。
連合、バイロン、マクシオンのどのパーツとも相性がよく、天性の才能があるらしい。初めて見る武装でも数回の扱い確認をすれば正確無比な手足とできる。
コードネームは社長指定のノーブル/姫
パイロット適性はオールラウンダー気味で、射撃の正確性に秀でており、チーム編成と政治的配慮から狙撃手とされる。なお、適性のみで判断した場合、アリスと同じような高機動汎用機で中距離戦闘をする方が恐らく適している。そんな経緯で機体設計をされた彼女だが、狙撃の成功率はすこぶる高く、加入後の拾得物損傷率は著しく減少した。
アリスのエンヴィエンプレスを見て目を輝かせるあたり、アリスの影響を受けている部分は多そうだが、社長の許可を得るのは苦戦しそうである。とはいえ、オジサマ転がしの技術も一級品である姫にいつまで保てるかは不明だが。
グリムシェイド社長
レオン・グリムシェイド
望月重工と細々取引するジャンク屋の社長。
昔はパイロットで、ドロシーを補助AIとして使用していたが引退し、会社を設立した。
社長秘書AI
ドロシー
元戦闘支援AI。拠点防衛や機体輸送ヘリなどの操作を行うため、秘書というよりは戦闘支援そのまま。
技士長
デイビッド・グラハム
技士長。変態的な技師たちをまとめる超変態。まともそうに見えるが、たいがいの死蔵兵装にはこの人が関わっているらしい。社長の旧知。
謎のテロリスト
神無冬舞
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