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072 婚約破棄

投稿再開、アフターストーリー? 始めました。

【婚約破棄された令嬢編】です。各話短めです。



 婚約破棄されて断罪された令嬢


 しかし令嬢に光の精霊が宿る


 大丈夫 心配ないよ


 僕があなたの味方になってあげる


 精霊は信じられない奇跡を起こすことが出来るうえに令嬢にも特別の力 加護を与えた


 優しい令嬢は信じられない奇跡の力を復讐のためには使わない


 皆が幸せになるために使うのであった








♢♢♢♢





 オリビアはクロッカス伯爵家の長女。オリビアの家族は、クロッカス伯爵家当主の父、後妻の継母、継母の連れ子で同じ年齢の異母妹の4人家族だったのだが、継母と異母妹はオリビアを苛め抜いていた。


 継母は公爵家の次女で性悪の出戻り。オリビアの母が亡くなったあとに公爵家の権力をちらつかせて後妻として押し掛けてきた。


 父のクロッカス伯爵は悪者ではないけど考えが足りず、優柔不断。強いものに巻かれる小者だった。



 オリビアは癒しの魔法を使える素質があって第一王子の婚約者となっていた。

 第一王子は持病があって病弱だった。現代の日本では心臓移植しないと完治しないような胸の病であった王子は頻繁に発作を起こして危篤状態に陥った。


 癒しの魔法使いは希少である。国でも100人もいない。しかもそのほとんどは教会に抱え込まれている。王家はオリビアを第一王子の婚約者にすることで王家お抱え、自由に使いつぶせる癒しの魔法使いとして確保しようとしていた。


 癒しの魔法は自分の命を削る魔法。オリビアは10歳の時に癒しの力を神殿の判定で見出されて婚約した12歳の時から第一王子、そして王族たちに癒しの魔法をかけ続けて命をすり減らし続けた。

 そして17歳の成人を迎えた時には寿命が残り僅かだと自覚できてしまっていた。


 ところが。実は同じ年齢の異母妹も癒しの力を持っていた。しかし癒しの力を持つことが分かれば使いつぶされる可能性があることを分かっていた継母はそれを公表せずに隠した。継母は公爵家の2女だったからそんな我儘をとおせるくらいの権力者だった。



 継母にとって前妻の娘であるオリビアは邪魔者でしかなかった。

 継母はオリビアを王家に「第一王子の婚約者」として差し出して使いつぶしつつ、恩を売り、オリビアに利用価値がなくなったら異母妹を代わりに婚約者に押し込もうと考えていた。




 第一王子、オリビアがともに通っている王立学園のパーティー。学園を卒業する直前の謝恩会の意味もあるパーティーの席で第一王子はオリビアに婚約破棄を告げる。



 今まで王家の都合で使いつぶしてきたオリビアに対して学園の卒業パーティーの場で婚約破棄など、なぜ?



 オリビアにはもう寿命が僅かにしか残されておらず用済だけどオリビアには何の落ち度も無いため婚約解消の大義名分がない。


 癒しの能力を使いつぶした挙句の婚約解消だと王家に非難が向きかねない。そのためオリビアが悪辣な虐めを義妹に繰り返している性悪の令嬢であるとでっち上げるのである。


 伯爵家はオリビアを助けない。継母、異母妹、そして継母の言いなりで優柔不断な伯爵家当主である父の計画通りだから。




 このパーティーは卒業後に学生が主催して学園教師や来賓のみを招待して行われる内輪の催しで父兄は参加していない。


 第一王子、その取り巻きを止める者はいない。王家は事前に了承済み。筋書き通りの茶番劇であった。しかしオリビアにとっては青天の霹靂







「後妻の子である妹を理不尽にも苛め抜く毒婦め! そのような非道を平気で行える者を我が婚約者とし続けるわけにはいかない!

たったいま、エランティス王国、第一王子の名において、クロッカス伯爵家長女オリビア・クロッカスとの婚約を破棄すること、同時にクロッカス伯爵家次女ガーベラ・クロッカス嬢と婚約することを宣言する!」



 婚約破棄を宣言する第一王子の腕にしがみつきながらニヤニヤと私を見下している異母妹ガーベラ。王子とガーベラの両脇には取り巻きの宰相令息、騎士団長令息、魔法師団長令息その他取り巻き令息たちが囲んでいる。



「第一王子殿下……なぜ?」


「オリビア・クロッカス、君のしでかした妹ガーベラ嬢に対する非道の数々、申し開きはできないぞ! 憲兵! この毒婦を直ちに拘束せよ!」



 私はあまりのことに頭が真っ白になった。







読んでいただきありがとうございます

『オリビアが可哀想』『ガーベラと第一王子が悪者』と思われましたら【評価】と【ブクマ】をどうぞよろしくお願いします

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次話073 無実の罪で○○○

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