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歩けば何処かに辿り着く  作者: 河内 胡瓜
旅立ち
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0-1.プロローグ

アータルは、ごくごく平凡な騎士家庭に育った。

乳母やメイドなどもおらず、

地方騎士の父と元冒険者の母に育てられた。


最低限の読み書きと、

剣術の真似事を父や兄から学んだ。


地方を支える騎士団となるため、

最低限の知識や所作、

辺境でも生き残ることができる

最低限の体力など、幼いときから叩き込まれた。


だがそれらは、

地方領主に仕える騎士の子供達であれば、

だいたい似たり寄ったりのことだ。


彼らは大人になり、

(たいていは)その地で

立派に騎士の勤めを果たすだろう。


アータルが他の地方騎士の子供と

決定的に違うこと・・・



それは突然、前世の記憶を思い出したことだ。



しかもそれはこの世界のものではなく、

違う場所、違う時間の世界のもの。


もっともその知識が

アータルの役に立っているかどうかは、

全く別の話だが。

 

「あー働きたくない。」

 

そうつぶやくアータルが、

親から勘当に近い形で放逐されたのも、

全く関係がない。

 

用語説明:

・アータル

ぐうたら暮らそうとしていた転生者。

この物語の主人公になるはず。

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