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PK殲滅②~メリーさん編~

微グロ、微ホラー注意

時速数十キロで走り北にある山の麓の街でお兄ちゃんが欲しいと言っていた木刀と目に入った温泉卵を買って山を登って行く。魔物もPKもちらほら居るけど無視しつつギルド、メリーズにたどり着いた。…後ろに誰か居る。


「…誰?」


「分かってて言ってるんじゃないの?」


「メリーさん…」


後ろには黒色の髪で笑顔で血に濡れた包丁を持ち、ボロボロの灰色の服とスカートを着た少女が立っていた。多分あれ人形だ。よく見ると細い糸が見える。爆弾を投げて壊すと門が空いた。豪華な屋敷に見えるけど…それは間違い。


メリーさん…FWOで危険なプレイヤーランキング10位以内に入っているPKだ。メリーさんが持っているスキルにコワイヤシキというスキルがあって自分で屋敷を生成し、1からトラップ、追跡者、部屋、家具…etc。ホラーゲームで出てくるような屋敷を作ってしまうのだ。


恐怖にやられたプレイヤー達は無闇にトラップに触ってしまい体がバラバラ、首吊り、何かに潰される、焼かれる、骨だけにされる、自分の名前が書かれた墓に飲み込まれる、目や口、体に穴が空いている人形の何かに呪殺される、犠牲になったプレイヤーの半分はトラウマになったとか…。しかも痛覚設定がオンとスキル使用不可、移動速度低下なるのでトラウマランキング1位だ。


ただし私達みたいにホラー耐性があり、無闇に物を触らないようにすると直ぐに脱出直前まで行けて、お化け屋敷感覚で遊びに来るプレイヤーも少なくない。でもメリーさんも十分強いからそこで9割方そこで倒されている。


ゆっくりと開く門の中に入るといきなり所々床が抜けている部屋に飛ばされた。子供部屋みたいだけど…上を見ると子供のマネキンが無数に吊るされていた。子供の笑い声が聞こえ、扉は開かない。基本物は破壊不可能だから探索するんだけど…注意しなければいけないことがある。


例えば床に落ちている手鏡…多分だけど拾うと吸い込まれて死ぬ。綺麗に飾ってある赤い靴もトラップだろう。上もずっと見てたら死にそう…。でもカーペットの隅を捲り上げると…あった。カラスが描かれた鍵を見つけた。


他に何もないことを確認し、扉を開けると薄暗い廊下が広がっていた。後ろからグチュリという音が聞こえるけど戻ったら死ぬから戻らない。右を見ると一瞬巨大な蜘蛛のような影が見えたから今回の追跡者はあの巨大な蜘蛛だ。


追跡者には一部の場所以外攻撃出来ないから逃げるしかない。足は自分と同じ速さだけど捕まったら死ぬ。しかもグロいしパーティーで来た場合無惨な死体が残る。階段は上に昇るのと降りるのがあったから出口の場所を確認する。何回か出口の場所が分かんなくて死んだことあるし…。


ギシギシと音を立てる階段を下っていると後ろから何か落ちる音が聞こえた。作り物の少女の顔があるけど…首の断面はかなりリアルだ。覚悟を決めて手を突っ込みグチュグチュと音をたてながら紫の鍵を取り出した。


鍵を取り出した瞬間に私は顔を投げてその瞬間パンっ!という音と共に爆発し、周囲に色々な物を撒き散らした。…グロい。1階まで降りて出口の場所を確認し、私は探索を開始した。

読んで頂きありがとうございます

自分が見てきたフリーホラーゲームから考えました

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― 新着の感想 ―
[一言] 樹人やみみん「超個性的なプレイヤーさんですね」(中身良い人そうw)
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