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PK殲滅①

遂に…遂に…!

周りを囲んでいるプレイヤー…恐らくPK達は武器を抜き、雄叫びを上げながらお兄ちゃんに攻撃を開始した。私は…魔法杖でも倒そうかな。木を飛びうつりながら隠れている魔法杖を撃った。範囲魔法を放つつもりだったんだろうけど…お兄ちゃんなら余裕で避けるだろう。


「《龍閃》《竜巻》《紫雷》」


「誰だよ人数居れば勝てるっていっ!?」


「だいじょあああああ!?」


「痛覚設定切ってるのに痛いんだけど!?」


お兄ちゃんが斬る度に衝撃波が放たれ、アーツで首や手足が飛んでいく。既に阿鼻叫喚だ。お兄ちゃんの刀は痛覚設定を切っていても強制的に自分の痛覚設定と同じ痛みを与えている。増援が見えたので私が迎え撃つことにした。


「《パワーショット・真》」


「アイツはぁぁぁぁあ!?」


「ミサイルだ?!今の人数じゃ戦えんぞ!?」


「「ありがとうございますぅぅぅ!!」」


PK達…一部変態達をパワーショットでクレーターを作りながら倒していく。他の能力もあるけど…使わずに終わりそう。1分未満で倒すとお兄ちゃんの方も終わっていた。


「お兄ちゃん久しぶり」


「久しぶりだなリユ、色々話したいが…ホームに帰ろう」


「うん」


パスワードを打ち、ホームに入ってエレベーター擬きで上に上がりカフェテリアに着いた。ここは作戦とかを考えたり会議する所だ。お兄ちゃんと私はは砂糖とミルクを大量に入れたコーヒーを飲みながら何でPK達が襲ってきた理由を考えた。


「まぁ、理由は大体分かってるんだがな」


「掲示板の呼び掛け…また面倒なことを…」


「僕は下克上と死神の子供を潰しに行くが…残りのギルド潰してくれるか?どうやら明日の12時に集まるらしいし」


「どれだけ潰せば良い?」


「全部潰してくれると助かる」


「分かった」


倉庫から色々取り出して準備をする。潰さなきゃいけないギルドは…東に4、西に2、北に2、南に2だ。ギルドにはホームがあってそこにあるギルドクリスタルを壊すかホームを大破させるとギルドが消滅し、そこに所属していたメンバーにはデスペナ、ギルドマスターには規模に応じてレベルダウンと倉庫にある物が全て奪われる。


ここで私はステータス確認をした。


名前:リユ lv220

筋力:C 必要ランクポイント:9pt

生命:C 必要ランクポイント:9pt

敏捷:A++ 必要ランクポイント:21pt

器用:S+ 必要ランクポイント:--pt

知力:C 必要ランクポイント:9pt

精神:B 必要ランクポイント:13pt

スキル:【リユ式弓術lvMAX】【短剣術lv26】【隠密lvMAX】【探知lvMAX】【消音lvMAX】【加速lvMAX】【矢製作lv58】【透明化lv78】【罠解除lvMAX】【扉解除lvMAX】【料理lv38】【鷹の目】【逆境】【射程延長lv89】【投擲lv65】【視力強化lv47】

ボーナスポイント:3pt

称号:【リユ式弓術】【忍者】【暗殺者】【千発千中】【厄災】【殲滅者】【ボスキラー】


称号は仕方ないとして何処に行くかを決める。北の小規模ギルドに狙いをつけて観光ついでに行くことにした。片方は山の上にあるから山登りも楽しめるし。ホームの一番上に向かい、屋上からパラグライダーで飛び降りる。


お兄ちゃんは東南の方に行き、高度を上げながら山に行く前に1つ目標のギルドを見つける。滑空しながら少し離れた所に降り、門番を撃つ。呆気なく倒れポリゴンの欠片になった。門は閉まってるけど門解除で一瞬で開けて鍵縄を使って木の上に隠れた。


クリスタル破壊が目標だから極力見つかりたくない。このギルドのホームは屋敷型だからクリスタルは上階の奥の部屋にある。時々倒しながら行くこと数分、ギルドマスター室と書かれた部屋の前にたどり着いた。


「やっぱり居るよね…」


探知で部屋の前に複数人のプレイヤー達が迎え撃とうとしているのが分かった。全身鎧のプレイヤーも居るけど大丈夫。数個ダイナマイトをくくりつけた矢を取り出し、火を付け少し門から離れてから撃った。


「が!?」


「俺全身鎧だったのにぃ!!」


「うあああああっ!?」


扉を破壊して部屋に入った矢は爆発し、クリスタル諸とも全て吹っ飛ばした。


『クリスタルの破壊が確認され、ギルド【PKし隊】は消滅しました』


私は外に転移し、屋敷が崩れていく様を見届けた後、山へと向かった。このギルド…料理アイテムめちゃくちゃ持って。パーティーをしようと思いつつ私はアイテム欄を閉じた。

10万文字越えました!!!

これで100話越えても10万文字いっていない作品にならずに済みました…

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