ノラの戦闘スタイル
「ただいま!」
「お帰りノラ」
「お帰りです」
少しするとノラが帰って来た。何をするかと聞いたら狩りに行きたいと言ったので適当なクエストを受けて外に出た。内容はオークを30体倒すクエストだ。場所は王都から南に行った所に居るらしい。薬草を採取しつつ…あ、採取のレベルが上がった。十数分移動すると巨大な棍棒を持ったオークが数体居た。
ノラは直ぐに動き真っ黒と真っ赤の鉄槌を取りだし何もない所で振った。その瞬間そこそこ大きい壁が出来た。オークもそれに気づいたのか壁を壊そうとして、
「プギイイ!?」
弾かれる。その隙にノラは真っ赤の鉄槌で壁を壊して、その破片でオークを倒した。他のオークは…ユアが倒したみたい。ノラの戦闘スタイルは全く変わってなかった。
「終わったよ!」
「ご主人様…レッサードラゴンと戦いたいです…」
「後で連れてくからこれが先ね」
「レッサードラゴン?それ私のクエストで必要!」
レッサードラゴンに行くことは確定した。後ろから迫っていたオークを倒すと。倒したオークを解体して探しに行った。オークは群れでいるのか毎回数体居る。ここら辺にオークの巣でもありそう。そんな事を思いつつオークを30体倒した。
「ブギイイイ!!」
「《ミニスターレイン》」
「ブギャアアア…」
はい…。他のオークより大きくて強そうなオークが出てきたけど1発で沈みました。その後は何事もなく、王都まで戻り報告してクリアとなった。ちなみに一発で沈んだオークはハイオークと言う魔物でその分の追加報酬が出た。
ノラに加速を取らせてレッサードラゴンの所に向かう。猫獣人はボーナスポイントを消費するだけで加速が取れるそうだ。建材は城から大量にパクったので余裕があるらしい。レッサードラゴンの大きさを伝えるとそれと同じくらいの壁を造れると言った。
「グオオオオ!!」
私達の素材兼金策のレッサードラゴンとの戦闘が始まった。ノラはレッサードラゴンの前に立つと今度はレンガの壁を造った。言っていた通りレッサードラゴンと同じくらいの壁が現れ、レッサードラゴンは尻尾で攻撃した。
とてつもない音がしたけど壁は壊れてなかった。ノラはブレスを吐かれる前に真っ赤の鉄槌で壁を壊しレッサードラゴンのHPを半分削った。直ぐに倒せると思った瞬間、
「グガアアアア!」
2体目のレッサードラゴンが襲ってきた。するとユアは獰猛な笑みを浮かべ、
「任せてくださいご主人様♪」
と言いレッサードラゴンへと突撃して行った。ユアの方は大丈夫そうだし私はノラの方のレッサードラゴンの右目を潰し混乱させる。ノラのHPは若干減ってるけどまだまだ大丈夫。ノラと一緒に戦ってると妙な安心感がある。左目を潰し完全に視界を無くしノラも少しずつダメージを与えていた為かレッサードラゴンは倒れた。
ユアの方も1人で半分削っていたので数分後倒すことが出来た。うん、私ほとんど仕事してなかったけど大丈夫だよね…?
読んで頂きありがとうございます
明日は作者の誕生日です
誕生日プレゼントはフランド○ル・スカ○レットのフィギュアを頼みました




