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とあるラミア視点③

今日中に200人行きたい!

「あの砂漠広過ぎる…」


私はあの後配信しながら砂漠を探索したけどセーフティーエリアのオアシスを見つけただけで終わった。日付はもう越してるので朝配信のために寝て6時に起き、色々準備をしてから配信を始める。今日の目標は…砂漠脱出。


「皆さんおはようー、砂漠脱出耐久配信するよ」


『全裸待機して待ってた』


『PKしないの?』


『今向いてる方向ってエルフ選んだ人いるんじゃ…』


『おっはー』


次々流れていくコメントの中で私に必要な情報を見つけこう呟いた。


「人間しか居ないと思ったらリス地が違うのか…PKするの楽しみだなー!」


私はオアシスから出て近くに居るサソリを倒し移動する。道中休憩を挟みつつサソリからドロップしたナイフを使って戦った。そのナイフがコレ。


〈スコーピオンナイフ〉

攻撃力 52 耐久力 110

特殊効果:【猛毒+3】


これを見せるとコメント欄が凄く盛り上がった。


『そのナイフ欲しいw』


『↑スコーピオン絶対強いぞw』


『猛毒はヤバい気がする』


『魔術師系と生産職は欲しいだろうな』


「繋ぎ程度かな…多分ここのボス倒したらもっと良いもの取れる気がするし」


短剣の扱いを練習しつつ、3時間程経過した所でボスらしき場所へと着いた。そしてボス戦のフィールドに入ると銀色に輝く体の今まで出会ったのと少し小さめのサソリが威嚇するように鎌を上げた。


『スコーピオン砂漠のボス《シルバースコーピオン》との戦闘が始まります』


ボスは何も鳴かず一瞬で距離を詰めると鎌を降り下ろした。それを尻尾で鎌を弾きそのまま力を入れて顔らしき場所を殴った。ただHPはドット単位でしか減っていない。先端が濃い紫色になっている針を避けつつ機動力を削ぐため足を取ることにした。


チャンスを狙うこと数分、遂にその時がやってきた。ボスが上に飛び落下の勢いで私を切り裂こうとして来る。集中して上を見上げ私の射程に入った瞬間に降り下ろされる鎌を掴み気合いで投げて怯ませる。


「いっっっけぇぇぇ!」


ボスは数メートル程転がり怯んだ隙に素早くボスの上に乗り足を引き千切った。ボスはこの戦闘で初めて悲鳴を上げて暴れるけど続けて次の足を引き千切る。HPは半分を切り出血の状態異常をを与えた。ちょっとグロいけど全ての足を引き千切ってスコーピオンナイフを取りだし傷口を抉るように刺した。


それがトドめとなりボスはポリゴンの欠片となり消えていった。たまにはNPCとの戦闘も良いなと思いながらコメント欄を確認した。


『スコーピオンに同情するわ』


『容赦無さすぎワロタww』


『しかも本人ノーダメ…』


『オエ…』


「ステータス確認するから吐かないでねー」


今の戦闘で称号も取得したのでステータスを確認することにした。エルフ楽しみだなー。装備も落としてくれたし。

読んで頂きありがとうございます

通常種族は3つあり、

人間

エルフ

ドワーフ

が選べます。それぞれ山の中にある街だったり森の中にある村だったりします。



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