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チェーンクエスト⑩~月狼編~

3日目を終わらせてからリュウの視点投稿します ()

「殺ス…コロシテヤルゥゥゥウ!!」


『ネームドボス《白銀の月狼》との戦闘が始まります』


月狼は叫び毛色が白銀になって突風が吹きインフォがなった。白銀の月狼…?多分最終形態的なモノだと思うけどスイちゃんとリートちゃんが険しそうな顔をしている。私は胴体を狙って撃ちながらリートちゃんとスイちゃんに聞いた。


「白銀の月狼って何!」


「月狼の本当の姿!攻撃は掠っても死ぬわよ!」


月狼は私が撃った矢を全て避けるとユアを残ってる右前足で突き飛ばすと私に向かって見えない爪を飛ばしてくる。さっきよりも速いし加速も切れてる…!私はギリギリで体を右に捻って避け、全力で弓を引き絞った。全力で引き絞った弓を放すと胴体に当たりダメージを与えた。ユアの方は!


ユアはHPを4割減らして苦しそうにしていた。MPが切れてるから加速も使えない。するとユアの周りに土のドームが作られた。多分リートちゃんだろう。私は全速力で走り月狼と距離を取り、口を狙い、撃った。月狼は軽やかなステップで避けるけどそれを予想して私は2回撃っていたので首辺りに当たった。


落ちてくる月はだいぶ近づいて来ている。月狼の残りHPは2割程だ。少し焦りつつ月狼が私以外を見た瞬間木に隠れ、隠密が発動する条件を満す。ユアの近くまで行き様子を見た。


「大丈夫?」


「大丈夫ですご主人様」


「なら1つ頼みたいんだけど…リートちゃんに足場を作ってもらうから月狼の首の上に乗ってくれる?」


ユアは静かに頷き月狼に接近して私はそのままリートちゃんに近づいて作戦を伝えた。少し不安だけど少しでも月狼のヘイトをユアに向けないため撃ちまくる。奇跡的に目の近くに矢が当たるとその隙を逃さずリートちゃんが土の足場を作りユアは首に向かって跳んだ。ユアは暴れる月狼にしがみつきながら両手を槍にして刺した。


深くまで刺さり月狼のHPがどんどん減っていき最後は至近距離で首を撃って月狼のHPバーは砕け散った。落ちて来ていた月も消える。


『おめでとうございます!ネームドボス《白銀の月狼》を討伐しました!』


『初討伐なので《白銀の月狼の魂》がドロップします』


私は解体を済ませて祭壇にある窪みに上位魔石を填めると光輝き金色の粉塵があった。これが月光石の粉塵だろう。どうやって取ろうかと考えているとユアが袋に入れてくれたので無事全部の素材が集まった。眠たそうにしているスイちゃんはリートちゃんに任せ私達はダークエルフの村に戻った。リートちゃんはやることがあるからと言って何処かに消えた。


少女に月光石の粉塵を渡すと少女は家に招待してくれた。少女は走って部屋に行きユアが持っている錬金術の道具を取りだし渡した素材で万能薬を作りそれを横で呻いている母に飲ませる。


「お母さん…もう大丈夫だよ!」


「万能薬…何故これが…」


「その人達が素材を渡してくれたの!ありがとうございます!!」


「ありがとうございます!」


母と少女は一緒に頭を下げた。頭を床にぶつけそうだったので急いで上げさせると母は何か書かれた紙と封筒を持ってきた。


「これは錬金術で作れるレシピです。命の恩人にこんな物しか渡せないのは失礼かも知れませんが…。」


「「大丈夫です!」」


「ありがとうございます、この封筒は冒険者ランクをB以上に上げるための物です。王都の冒険者ギルドに持って行けば良いですよ。」


「お母さん、病み上がりだから安静にしてて!私の母を救って下さり本当にありがとうございます!」


私達は宿屋に戻りベッドに転がった。疲れた…。明日は王都に行く予定だ。時間を見ると深夜だったのでログアウトとした。

読んで頂きありがとうございます

60話たったのに3日しか進んでない…()

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