表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/96

チェーンクエスト⑧~月狼編~

戦闘描写が… ()

称号のスライムメイドの説明を変更しました。

模擬戦をした後は武器の修理をし、夜になるまで雑談したり買い物に行ったりして過ごした。そしてついに夜になった。森に入ると昼間には聞こえなかった魔物の鳴き声が聞こえ不気味だ。そして私はリートちゃんとスイちゃんを呼んで祭壇の場所を聞くことにした。


「リユちゃん何かあったの?」


「眠い…」


「祭壇の場所って何処か分かりますか?」


「月狼の祭壇の場所ねー。今日は…北ね。」


「私を…呼んだ…意味…」


「スイちゃん何かごめんね…」


「今度…甘やかして…くれるなら…許します…それと…私達も…一緒に…行きます…」


「月狼は危険だからね…」


「月狼って何ですか?」


「月狼って言うのは祭壇を守ってるつもりの面倒な魔物。戦ったら勝てるけどちょっと大変だからね。ていうか元々あの場所はアルテミス様が作った祭壇なのに…。」


気になることは増えたけど大体のことは分かった。リートちゃんに着いて行きながら道中の魔物はスイちゃんが倒し、しばらく行くと石で作られた祭壇らしき所が見えた。その真ん中に3階建てのビルくらいの大きさの月狼らしき魔物が居座っている。私達が近づくと月狼は警戒するように鳴いた。


「何ヲシニキタ…?」


「喋った!?」


「喋るわよ…。勿論アルテミス様が作った祭壇に居る魔物を倒しに来たわよ。」


「我ガ魔物カ…バカバカシイ!我ハコノ祭壇ノ守護者ダ!」


「何が守護者よ…話は通じないみたいね。行くわよ!」


「祭壇ニ入ル者ハ我ガ捻リ潰シテヤル!」


「眠いから…早く帰りたい…」


『ネームドボス《偽りの月狼》との戦闘が始まります』


最後のスイちゃんのセリフで雰囲気が壊れたけど気にしない。戦闘が始まると同時にユアは前に、スイちゃんとリートちゃんは私にバフをかけてくれて、私は加速と付与魔術で火を付与した。ヘイトはユアに向き私は目を狙おうとすると月狼は前足を振り上げて私の方向に向かって何かを放ってきた。それを横に倒れるようにして間一髪で避け危険は免れた。地面に深い爪の跡があるので今の状態で喰らったらタダじゃ済まないだろう。それを避けたり防いだりしているユアは凄い。

私はユアに攻撃が集中しているタイミングで急いで矢を構えて前足を狙い撃った。月狼は一瞬だけ怯みその隙にユアは鈍器に変形させ爪を破壊しようと攻撃した。


「この爪凄く硬いです!?」


「分かった!」


ユアの攻撃は弾かれHPを微かに削ることしか出来なかった。スイちゃんとリートちゃんは飛んでくる衝撃波のせいでダメージが少ない魔法しか放てていないしユアは海魔法で牽制しているけど急所を狙う攻撃が出来ていない。私は胴体を撃ってるけど効いてる様子はない。既に10分経過してるけどまだ1割も削れていない。月狼は急に低く構えて何かをしようとしている。


「伏せて!!」


私達は弾かれるように伏せて次の瞬間、頭上に何かが高速で通り過ぎる音がした。視界のはしにチラッと銀色の尻尾らしきモノが見えたので多分それだろう。私は急いで立って弓を構えて顔を撃ちユアが立つ時間を稼いだ。倒せる気がしなくなってきたけど頑張るしかない。私は目を撃つ手段を考える。私はユアに思念で作戦を伝えてそれを実行する。上手くいくかな…。

読んで頂きありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ