チェーンクエスト②~水精霊編~
チェーンクエストの話は長引くかもしれません
私達は村を出て道中の魔物を振り払いながら精霊の場所に行く…はずだったんだけど完全に大蛇以外にもレベルが高い魔物が徘徊している事を失念していた。なので今…
「助けてええええ!」
悲鳴をあげながら10匹以上の魔物に追われながら必死に逃げている。幸いなことに魔物達はそこまで速くないので逃げられてる。
何か増えた気がしたけどそれどころじゃない。全力で逃げること数分、泉みたいな所が見えた。加速がきれそうなのでもう一度発動して飛び込む事にした。
「《加速》!」
足に力を籠めて地面を蹴る。泉の周辺に入る場所は見た感じここしか無いのでそこに飛び込んだ。
「魔物は…大丈夫そうかな」
魔物達は見えない壁のせいで入れないぽっい。
「こんにちは…水精霊のスイです…」
「こ、こんにちは」
泉から暗い感じの少女が現れた。この娘可愛い…ってそんな事思ってる場合じゃ無かった。
「早速ですが…貴女が欲しいのは聖水ですね…?ならこの魔物を…倒してもらいます…」
「分かりました…何を倒せば良いんですか?」
「私が呼び出します…《サモン・シーサーペント》。これを倒してください…」
「シュルルル!!」
「ユアは物理攻撃をお願い!《ファイアーエンチャント》《加速》」
ユアは両腕を大剣に変形させ斬りかかる。私は加速を発動させシーサーペントの横に回り鑑定した。
種族 シーサーペント lv50
スキル:【水魔術lv?】【水砲lv?】【加速lv?】【飛躍lv?】
直後シーサーペントも加速を使用して追いかけてくる。ユアは両腕を大剣にしているせいか動きが遅い。私は一瞬立ち止まり、口内を狙う。何か一瞬見えたような…
「水砲ってそういうことね…!」
水のレーザーらしきモノが口から放たれた。咄嗟に後ろに倒れることで回避出来たけど立つ時間が無い。シーサーペントが尻尾で殴ろうとした瞬間、
「シャアアアア!?」
「ありがとう!」
ユアが斬りつけた。怯んだので立つと同時に立ちに目を撃つ。シーサーペントが暴れて尻尾を振り回すがユアと私は距離をとっているので問題無い。これでヘイトはユアに移るはず…ってえ?
「シュエエエエエ!!!」
「何でまだ私に!?」
ヘイトは変わらず私に向いていた。理由は分からないけど私は右目に向かって撃ちシーサーペントの両目を潰すことに成功した。シーサーペントの残りのHPは半分をきり、シーサーペントの様子が変わった。
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