洞窟探索③
「ふぇ…?」
急にゴーレムが動かなくなりその場に倒れHPは残り3割くらいになっていた。すると後ろからリュウさんが魔法を詠唱する声が聞こえる。
「《ミニレーザー》!大丈夫ですか?」
「大丈夫です。今のは…?」
「簡単に言うと弱体化ギミックがありました。正確には魔石ですけど…」
MPが切れて後ろに避難していたら魔石があったのでそれでMP回復をしたらゴーレムが弱体化したというインフォが鳴ったらしい。取り敢えずステータス確認は後回しにして今は銀色の箱が気になった。念のため短剣を投げて確認して反応が無いため多分大丈夫だろう。
「リュウさんどっち開けますか?」
「左にします」
私は右の箱を開ける。出てきたアイテムはこれだった。
〈戦乙女の資格〉
種類:特殊職キーアイテム
〈ロックゴーレムの核〉
レア度:A
品質:A+
〈純魔鉄鉱石〉
レア度:B
品質:A
ロックゴーレムの核はリュウさんも出てきたらしい。純魔鉄鉱石は適当に売るとして、問題は戦乙女の資格だ。特殊職キーアイテムと書いているので多分どこかで使うんだろうけど取り敢えずインベントリにしまう。ログを見ると弓と付与魔術がレベルアップしていた。
「リユさん行きますよー」
「分かりました」
出口を探していると2m程のトンネルを見つけたのでそこを通る。あの部屋から出られたので少し安心した。でも…
(ロックゴーレムがボスじゃないとしたらフィールドボスはどれだけ強いんだろう…)
歩く事数分、ボスの前まで着いたので少し休憩する。そして洞窟の中で一番広い所に居るフィールドボスに挑んだ。
『薄暗い洞窟のボス《レッサーオーク》との戦闘が始まります』
「《ミニレーザー》!あ…」
「えっ…」
まさかの1発で沈みました。前のビックボアを思い出した。驚きのあまりインフォを聞いていなかったがどうやら倒せたらしい。種族レベルも上がっているのでそれは嬉しいけど。そしてまたボスを倒したとは思えない微妙な空気で洞窟を出たのだった。
ステータスを後回しにした理由は書いていた文章が一度消えたからです(次はちゃんと書きます)




