とあるラミア視点
『おめでとうございます!レア種族のラミアが選ばれました。』
「マジ…?」
種族を選ぶのが面倒だったからランダムにしたらレア種族が当たった。ということは…
「PKが捗るぞー!」
彼女はメリット、デメリット関係無しでPKするという戦闘狂だ。その様子を配信したりしているのでチャンネル登録者数100万人という有名なプレイヤーだ。
「名前は…アスモでいいや」
私はステータスを確認する。
種族 ラミア lv1
筋力:30
生命:30
敏捷:23
器用:13
知力:15
精神:10
スキル:【投擲lv1】【探知lv1】【加速lv1】【魅了lv1】【魔法抵抗lv1】
称号:【魔物】
レア種族というだけあってステータスが高い。称号の【魔物】は街に入れなくなるらしいが他のゲームだとPKは街に入れ無いという事があるから大丈夫。私はチュートリアルをさっさと終わらせて特典を受けとる。
〈投擲ミスリルナイフ〉
攻撃力 100 本数 10本
10本しか無いから序盤では使用しない。私は配信の準備をしてチュートリアルを終了した。視界が一瞬真っ暗になり次の瞬間森へ転移する。勿論この時点から配信はスタートしている。
「皆さんこんにちはー、覚悟してたけど森の中で迷子になったアスモです」
『こんにちは!』
『初まったぞ!』
『今北』
『殺戮が始まるwww』
『迷子は草』
配信者はコメントが見えるようになっていてリアルタイムで雑談も出来る。
「手始めにPKしますねー」
リスナーと雑談しながら歩く事数分 、ようやくプレイヤーを見つけた。
「こんにちはー、そして死ね」
「え、まも」
ラミアは下半身が蛇の胴体なのでそれを使ってプレイヤーを殴る。そしたらHPバーが一瞬で無くなりお金とアイテムを落として死に戻った。
「弱い…取り敢えず開けた所に移動します」
『容赦ねぇww 』
『通 常 運 転』
『南無南無(-人-)』
『会☆殺』
リスナーに散々言われながら私は探索を開始した。
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