とある精霊視点
『おめでとうございます!レア種族の精霊が選ばれました。』
「おぉ!でも精霊…?」
一旦ステータス画面を見よう。
種族 精霊 lv1
筋力:3
生命:3
敏捷:30
器用:13
知力:30
精神:30
スキル:【全属性精霊魔術lv1】【魔力回復lv1】【精霊眼lv1】【飛行lv1】
生命と筋力は置いといて敏捷、知力、精神が高い。流石レア種族だと思う。
『チュートリアルの一部はスキップ出来ます。スキップしますか?』
YESをポチっと。
『それではチュートリアルの一部をスキップし魔物との戦闘を開始します』
「え…ちょっと待って、体が小さくなってる!?」
リアルで背が小さいから身長大きくしたのに…。へこんでいると角の生えた兎が突進してきた。急いで飛行し回避して魔術を発動する。
「《ミニファイアーレーザー》」
赤色の細いレーザーが出て兎は死んだ。
『これでチュートリアルは終了です。レア種族はレベルが10lvになるまで弱点がありません。初回出荷分の特典アイテムがありますのでそちらもご確認ください。』
中身を確認する。
〈精霊の魔導具〉
攻撃力 30 耐久力 ∞
特集効果:【魔術範囲拡大+10】【知力+10】【敏捷+10】【精神+10】
見事にぶっ壊れ性能です。僕は水晶に触れてチュートリアルを終了した。
数時間後…
「助けてええええ!」
「こっちにいる!」
「私の弟になって!」
今絶賛お姉様方に追われています。何故こうなったかは分からないけど逃げています。しかも全速力で逃げても捕捉されます。ナンデコウナッタ。
「捕まえた♪」
「うう…」
角を曲がった瞬間に捕まった。抱かれたまま教会に連れてかれて…
「撫でたい!愛でたい!」
「私が先よ!」
「いいえ私が!」
目の前でお姉様方が大喧嘩してます。というかNPCまで参加している。でもこれチャンスでは?隙を見て全速力飛行!
「《バースト》!」
そして僕は自分に魔術を放ちその反動で教会から脱出した。
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