表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/21

プロローグ

最近のラノベは、異世界転生系が主流だ。


その波はゲームにさえ影響を及ぼし始め、

異世界の勇者になって、バッタバッタと敵を薙ぎ倒す

というジャンルが増えてきている。


その人気の流れを悪いとは言わないが、正直飽きを覚えているユーザーが比例して増えてきているのも事実であろう。


そんな中、大手メーカーが発売したのが、

「村の勇者」というゲーム。


フルダイブ型のVRで、今となれば、

もはやなんの新鮮味もないジャンル。


買いたいかといえば嘘になるが、

かと言って、新作ゲームを買わないというのもゲームオタクとしての名が廃ってしまう。

としての名が廃ってしまう。


ってな訳で、早速今日の放課後にでも買いに行くとしよう。

そう心に決めて、黒板に写し忘れた文字の羅列をノートに急ぎ足で書き込んだ。







心待ちにしたチャイムが学校全体に鳴り響く。


誰よりも早く教室を出たなら

そそくさと駅に向かい、電車に乗り込む。


昨日は降りた駅を見送り、さらに2駅。

駅から徒歩15分にあるアニメショップへ。


特に決めた訳では無いが、ゲームは自宅から離れた

ここで買う事にしている。


理由はそう、知り合いに会いにくいから。


何を隠そうこの男、加藤武瑠は

クラスに1人は必ずいる

「隠れオタク」なのだ。


「ゲームの話題はキモイと思われる」


なんて思い込んで、クラスの隅でふて寝しているのが日常。

話しかけられても相応の話題が見つからず、

アタフタしながらキョドりまくる毎日。

というか、そもそも誰にも話しかけられない事もしばしば。


「オタクを隠してクラスに溶け込んでる俺、イケてる!!!」


なんてひっそりと思っており、

実はクラス・学年中に知れ渡っているという

現実を本人が気付けていないというのが、

不幸中の幸いである。







さて、アニメショップに着いたなら

自動ドアが開ききらない内に店内へ。


既に最短ルートは割り出してある。

一切の迷いもなく新作ゲーム売り場へ。


もちろんパッケージは把握済みだ。

見つけた途端すぐに踵を返してレジへ急ぐ。


もちろん、移動中に財布から札と小銭を出すことも忘れない。


……!

なんという事だ、緊急事態発生。


レジが混み合っているではないか。


しかし、案ずるでない。

ただちにプランβへ移行し、任務を遂行せよーーーー


今どきの小学生でもやらないような妄想に浸りながら

今か今かと会計を待つ。


ささっと会計を済ませたなら、


買ったゲームを大事にカバンにしまい込み

来た道を急いで戻る。


「このゲームを買って家に帰るまでが至高なんだよなぁ」


今朝は来るなと願った電車も今ばかりは待ち遠しい。




──────────────────────────

初投稿です。

気に入って頂けたなら、ブクマ登録・ポイント評価等

よろしくお願いします。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ