プロローグ
この物語は、フィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありません。
----- プロローグ -----
私は、司祭の話を聞いていた。
「貴方達は、今日から教団の聖女に選ばれました。
聖女には、純潔を重んじる神が御力を与えてくれます。
くれぐれも間違いがないようにしてください。
聖女の力を失います」
聖女は、純潔である事が求められる。
純潔でなくなると聖女の力を失う。
聖女の力を失うと教団から聖女認定されなくなり
教団を辞める事になる。
「また、これから仕事を共にする上官候補の名簿を
展示しておきますので第3候補まで選んで提出しておいてください」
私は名簿の中から、とても好みで人の良さそうな
上官を見つけた。
上官を3人選び提出し、好みの上官が選ばれる
事を期待して床についた。
「(ワクワクして眠れない……)」
床についたものの、寝付けずにいた。
上官には、あの人が選ばれるだろうか……。
うとうとと眠りが近づいてきた。
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目の前に上官がいる。
上官がこちらに気付き、近づいてきた。
私は、思わず口走っていた。
「……ずっと、貴方が好きでした」
ガバッ!
「私、なんて恥ずかしい事を! ……? 夢か」
私は、支給された制服に着替え、身支度を整えた。
「初仕事行きますか!」
頬を両手でパンパンとはり、気合を入れ
最初の一歩をふみ出した。