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映画【実写版】『白雪姫(Snow White)』(2025)は面白かったのか?

 皆さま、よき映画ライフをお過ごしでしょうか?

 N市の野良猫、ペイザンヌです。


 微妙でもそこまで酷く言わない、なんかいいとこ1つはあるはず……の精神でいつも感想書いてるとイツモ読んで頂いてる方にはわかってもらえてると信じて書きますが──ごめんなさい、コレはちょっと弁護できないかも。

 もちディズニーがどうのってわけでなく「この作品が」てことですが……。


 キャストは好みの問題だし、何系何人多様性も発言問題(主演、白雪姫役のレイチェル・ゼグラーがアニメ版の白雪姫は好きじゃないと言った発言ですね。あの王子はまるでストーカーだとも言っております)もまあいいですよ。

「子供だまし」でも全然いいのです(そもそも子供のものですからね)……そう、問題は肝心要の「子供すらちゃんと騙せんの? コレ」てとこなんすよ。


 ディズニーという巨大企業、上部からの指示にひたすら従い、錯綜したあげくに行き着いた果てというか、とにもかくにもまず“映画としての熱”を感じなかったのが一番デカいんですよね……


 もちろん現場は大変だったでしょう。けど……伝わってきたのは“熱”より“作業感”て感じというか。


 小人たちが出てくりゃなんとかなるかな♪と思ってましたが……怖いんよコビトさんw

 これ、モロに「不気味の谷」現象やんて思いましたもん。


 まあ『ウィキッド(2024)』の後に観ちゃったのもそういった気持ちに拍車がかかったというか……。

 その『ウィキッド』の監督の前作、ミュージカル映画『イン・ザ・ハイツ(2021)』の時にボクは「次のダンスが待ち遠しかった」と感想で書いてるのですが、今回の『白雪姫』の場合はどこか「あ〜歌始まっちゃったよ」という気分が大きかったんですよね。 

 これはひと昔前、あまり知られてないミュージカル映画を観ている時などによく感じていた気持ちというか。

 近年、ミュージカル、進化したはずなのに……戻っちゃってない?──と


 今回、“王子様”が不在というところについては、まあ『アナ雪』で「王子様はもう待たない」というのが受け入れられちゃったからねぇ。


 んじゃ今回も王子やめとく?──となったかどうかはわかりませんが、そうなるとそうなったで今度は派手なドレスの姫だけが妙に浮いちゃって、コスプレ感が後半ずっと拭えず……見てるこっちが少し恥ずかしくなっちゃったのよね。


 楽しめた方には申し訳ないのですが、ホントに何も残らなくて。ここ数年間のワーストより観てて辛かったかも……


『アラジン(実写版-2019)』や『美女と野獣(実写版-2017)』があれだけうまくいったのに。今回ちょっと異質過ぎません?──と。


 次回実写化予定の『塔の上のラプンツェル(アニメ版-2010)』はDの中では一番好きな作品でもあるので成功させてほしいところです。


 あとひとつふたつ言いたいのは本作『白雪姫』の脚本に参加していたグレタ・ガーウィグがクレジットから排除されていたこと。

 ボクはこの方の脚本が好きなので「ほぽ、これが目当て」で観に行くつもりでいたのでそこはかなり残念でした。

 これがディズニーの指示なのか、はたまた自分で降板したのかはわかりませんし、彼女の脚本自体が使用されたのかそうでないのかすらわかりません。(おそらく書き直されたんだと思いたいです。こんな脚本をグレタが書くとは到底思えませんので)


 また監督のマーク・ウェブは『(500)日のサマー(2009)』や『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ(2012・2014)などの人なのでこちらも信頼感はあるんですよね。


 ビートルズの『レット・イット・ビー(映画版ドキュメンタリー/1970)』アルバム収録時の時のジョージ・ハリスンみたいに「もういいよ、おまえが撮ってほしいように撮りゃいいんだろ?」みたいな一悶着が裏であったのかもしれませんね。


 ては、また次回に!

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