映画『ドリーミン・ワイルド/名もなき家族のうた(Dreamin' Wild)』(2023)は面白かったのか?
皆さま、よき映画ライフをお過ごしでしょうか?
N市の野良猫、ペイザンヌです。
皆さまは自分の夢のため、誰かに迷惑をかけたりしたこと、ありますか?
おそらくある方も多いと思います。
正直ボクもあります。
夢が叶えばまだしも、叶わなかった時は……?
身に覚えのある方には強くお薦めしたい一本です。
その時迷惑をかけた人、または傷つけてしまった人に「伝えたい(たかった言葉)」、またそして「言われたい(たかった)言葉」がこの作品の中には溢れてます。
実はこの映画、序盤いきなり「めでたしめでたし」で始まるんすよ。んで、出てくる登場人物もめっちゃいい人ばかり。
まあこれが現実ならいいんですけど“映画として”どうなのよ?──と。しかもややドキュメンタリー・タッチで、さほど抑揚もなく45分ほど経過……
「(-_-;)ん〜こりゃ……失敗したか?」と……
オモイマシタ・ガ!
クレジットと共に嗚咽してましたw
(´;ω;`)
主演はケイシー・アフレック、ベン・アフレックの弟ですね。彼はリバー・フェニックスの妹とも結婚しております。
奥さん役に『(500日)のサマー』のサマー役の女優さん、ズーイー・デシャネル。
デュオのパートナーである兄の役に『アントマン&ワスプ』や『ホワット・イフ…?』などのソニー・バーチ役、ウォルトン・ゴギンズ。
そして主人公の少年時代は『ワンダー/君は太陽』で主人公オギーの友達を演じてたジャック役のコ、ノア・ジュープ。大きくなりましたね。
30年前は見向きもされなかった自分の作品が誰かの目に止まり話題になる──このネット時代、モノを創る人であれば誰の身にも起こらないとも限らないわけで。
だからこそ「クサらず」「いじけず」「ヤケにならず」
瞬間瞬間を真剣に向き合うべき、とも教えてくれます。
いかに自分が支えてもらってるか、も。
この映画で主人公が感情的になり「爆発」するシーンはたった一箇所のみです。なので、どちらかといえば穏やかな作品なのですが、そこが凄くキいてます。
個人的にかなりシンクロしながら観てたので久々に「大切な作品」のカテゴリに突っ込もうかなと。年ベスや傑作とは別に私的に大事な映画ってことですね。
では、また次回に!