表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/39

第四章偶然と必然

翌日、オレたちは早めに川を探しに来ていた。

水が底をついたのである。

もちろん、ちゃんと準備はしてきた。

だが、あのバカ誠の存在を忘れていた。

何だ、あいつ。

チャポン

水の音が聞こえる。

「あっちだ、行くぞ!」

「おい、待てよ楓!」

「うわぁぁ!?」

「ど、どうしたの?」

紫乃が心配してくる。

「ドジった、低いが崖だったみたいだ。気をつけてくれ」

「うん、分かった」

「ああ、」

「ぎゃはは!だぅせぇー」

誠。

オレはそろそろお前を殺すかもしれない。


全員が降りる。

辺りに広がるは神々しさを放つ川。

純水と、言ったところか。

「うだひょーい、いっただきまーす」

「ま、誠!」

ごくごく

「不味いぃ」

誠が嫌な顔をする。

やはり、そうか。

「どうりで、さっきから魚がいないわけだ。魚は純水過ぎるところには生息しないからな。」

「魚?あっ、確かに」

「でもでも!魚がいないことと水の不味さ何か関係があるの?」

真弓が聞いてくる。

「まあな、水には必ず塩素などの他元素が存在する。オレたちが飲む水も100%の純水なんてありえねぇんだぜ。無いと身体に悪いんだ」

「ま、まじか」

誠が驚いた表情をする。

「マジだ、残念だが作物なんかも期待できそうにないな。痩せた木しかない。圧倒的に栄養が足りてないんだ。」

「うそだろ!?」

「……」

村の近くまで来ているはずなんだがな。

………どういうことだ?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ